- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043428021
作品紹介・あらすじ
一児の母となり、下町の所轄署で穏やかに過ごす緑子の前に現れた親友の捜索を頼む男の体と女の心を持つ美女。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。関連の見えない事件に隠された一つの真実。シリーズ第2弾。
感想・レビュー・書評
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麻生龍太郎と山内蓮のその後がからむ
蓮はパワーアップしてる
ハードボイルド
義久と緑子の関係はやっぱりスッキリしない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。
そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。
そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。
ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。
母になった村上緑子が挑んだ事件のテーマは、母性愛。事件の引き金が育児ノイローゼだったり、育児は家族全体の仕事ではなく母の仕事という時代錯誤な思い込みだったり、母性愛の底にある闇に踏み込んでいます。
もう一つのテーマはジェンダーで、村上緑子が事件に踏み込むきっかけになったトランスジェンダーの磯島豊とバイセクシャルのヤクザ山内の苦悩や葛藤が丁寧に描いているので、より新しい形の刑事小説として楽しめます。 -
RIKOシリーズ第2弾
リコは母親になってもやっぱり奔放なのね
でもやっぱり面白かった
そしてやっと麻生と練がいた
探偵になった麻生はやっぱりかっこよく
若頭になった練はどこまでも残忍で脆かった
次も早く読みたい -
やっと麻生と錬に再開。麻生が探偵に、錬が若頭になっている。でもこの本では脇役だ。
緑子に子供が生まれている。新宿から辰巳署に移動。って、門前仲町に4年も住んで、6年も勤めたけど、警察署がどこにあるのかは、知らないな。用がなかったもんな。
最初からトランス・セクシュエル、トランス・ジェンダーなんて20世紀最後になって話題になったことが盛り込まれている。緑子も豊の話を聞きながら、「混乱」してきた・・・とあるが、私も読みながら混乱した。読み物でよかった。読み返せる。
麻生は本筋に関わったけど、錬は2年前に行方不明になったドラッグを探しているから、完全に別件。
女性の刑事って大変だ。セクシーな話になるのは仕方ないかもしれないけど、この話でも一日に男ふたりを相手に・・・最初のは自分から、2回目は暴力で。
緑子が自分で経験したから解ることもある。出産直後のマタニティー・ブルーとか、同性愛への理解とか。シリーズ一冊目もそうだったけど、いろんな事件がもつれている。売春と麻薬、主婦売春、売春婦殺人、幼児誘拐・・・読み応えはあった! -
読みたいような読みたくないような。どっちかって言うともうたくさん。このシリーズ怪しいですw
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麻生と練と安藤が好きで、ひたすらシリーズ読み続ける。とりあえず、リコちゃん·····その、お股を閉じなさい✋前作より、やっと刑事ものらしくなり良かった。ケド、ど~もリコに???となりながら読んでる。もう、麻生と練の為に読んでる感じ(^^;;
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リコシリーズ、えげつないけど面白くて、ついつい夜更かししてしまった。
同性愛やトランスジェンダーの人物が多数出てきて、両者の明確な違いもやっとわかった。しかし本書の初版が96年、今ではLGBTが一般に広がったが、その当時はまだまだ知られていなかっただろう。作家の先見の明を感じる。
リコ個人に関しては共感出来ない部分も多々あるし、他のキャラも皆割と好感度が低いけど、なんだろう、ダークな登場人物ゆえに感じる面白さがある。そんな中で私立探偵の麻生はなかなかのナイスキャラ、麻生探偵シリーズが別にあるらしいので、そちらを読んでみたい。 -
RIKOシリーズ第2弾。錬、麻生、オリンピックの人がでてきてそういったリンクが楽しい。RIKOから入ってないためRIKOに感情移入ができないのはしょうがない。
ただ、第1弾より確実によくなっててほっとした