ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 569
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  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611133

感想・レビュー・書評

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  • ワタルは強い
    ミツルも幸せになってほしい

  • 読み進めれば進めるほどお話に入り込み、ワタルの冒険が気になって仕方がなかった

    ファンタジーを読んだのはこれが初めてかもしれないけど、後半はいっぱい泣いた

    ワタルはとても勇敢ですごく勇気をもらった
    でもワタルはもともとは普通の少年で、だけど1番大事なものをちゃんと大事にできた
    だから弱い自分を受け止める強さを手に入れた

    ミツルだって本当は幸せにならなきゃいけない
    本当は10歳の子供は守られなきゃいけない
    自分の憎しみに乗っ取られるほど憎しみが大きくなったなら、本当は誰かに助けてもらわなきゃいけない

    心に残る一冊でした

  • 読んでたら面白いんだけど、なかなけ読み進められなかったなぁ。読んでると睡魔に負ける…

  • ワタル、ねがう

  • ワタルは幻界の危機を知り、葛藤する。
    ハイランダー。
    二人のヒト柱。
    常闇の鏡。
    ミツル。

    そして旅の果てで悟る最後の願い。

  • 宮部みゆき先生圧巻の異世界ファンタジーでした。上巻読み進めるのに時間を要したのですが中巻からのはまり込みは我ながら苦笑。やはり宮部先生はチョコチョコ読みよりは、一気読みに限ります。少年の孤独、自身の負の感情の向き合い、ライバルへの劣等感から成長する様。そしてRPG的世界での宮部ワールド。今や異世界転生はラノベのテンプレですらありますが、異世界は自分のいべき場所ではないと言い切るあたりが、この作品の魅力かと。
    世界は問題ではない、自分がどうあるかが問題なんだと提示するこのファンタジー小説は、まさに今を生きる人、いや逃げたいけど逃げられない人にこそ読んで欲しいかもしれない。そう思わせる読後満足感でいっぱいの出会いに感謝でした。

  • ブレイブ・ストーリー<上>のレビューご参照。

  • 予想通りの大団円。
    亘くんの願いが予想の斜め上を行ってくれなかったのが残念。

  • 自分としっかり向き合うことが出来るようになった主人公が、最終的にはどんな運命を辿り、どんな結論に達するのか。予想通りといえば予想通りだし、かといって、これ以外の結末の付け方はちょっと難しいかも、というところ。RPGを紙面体験できた気分は味わえるけど、やっぱりゲームのが楽しいかも、って思ってしまいました(苦笑)

  • 上巻は若干退屈
    中巻ではのめり込み始める
    下巻ものめり込みつつ、物語を通して伝えたい事が感じられ、色々と考えさせられる

    そんな印象で、読み進める度に先が楽しみになる物語でした

    ミツル的な考え方をする自分もいれば、ワタル的な考え方をする自分も感じられる
    考えていくとミツルの考え方が絶対悪でも無い気がした
    やり過ぎという面は否めないが

    彼らの正確や考え方、選んだ道は大きく異なり、その対比は色々と非常に考えさせられた
    決着の付け方も昔話的ないわゆる「悪いことをするとこうなるよ」という決着となっており、物語としてキレイにまとまっていると感じた

    とても良い物語でした

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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