- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043721047
感想・レビュー・書評
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感想は6巻に。
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もっとテンポいい話かと思ったけど、私にはまどろっこしくて読み進むのが辛かった。
自分が遥か昔10代だった頃も竹を割ったような性格だったからかな(笑) -
剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。もしかしたらその言葉ではまとめることのできないかもしれない関係になっていく登場人物の成長を見ていると自分にも力が湧いてきます。
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天才だけのストーリーは、どこかで袋小路になってしまうのかな。
天才に翻弄される、周りの人々のデッサンが、どんどん出来上がってきた4巻。
主人公も食う勢い。
つるりとした、天才を書き続けるよりも、苦悩する凡才の方が魅力的だったりする。
才能ってなんだろう。
巧も天才。門脇も天才。
でも、そこに追いつけない才能は、どう違うんだろう。
スポーツの世界は厳しくて、結果があれこれ見えやすいけれど、もっと一般的な社会生活の中では、それぞれの才能の差って、なんだろう。
「あいつは頭がいいから」「彼は○○大学出身だから」「奴は××の資格持ってるから」
自分ができないことをやれる同僚を見て発する言葉。
でも、それと自分ができないことの原因とは違うはず。
学校の成績が良くても、大学を出てても、資格を持っていても、できない人もいる。
その違い。
もちろん、天才などではなく、打ちひしがれた思いの理由を、他の誰かと比較することに終始する部下に、何と声をかけるべきか。
「できるはず」は届くのか。
「こうしろ」は彼のためになるのか。
「やめるか」は後押しになるのか。
「やりたいのか」が正しいのか。
天才と凡人は、空を仰いで見えるものは違うのだろうか。 -
山と谷で言ったら、谷の巻。
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四巻は巧と豪の挫折回で辛かった。でも最後には少し光が見えて続きが楽しみ。
青波がマウンドに立ったのも嬉しい。青波がいい子すぎて辛い。 -
読み進むうちに、スポーツに取り組む子供たちの気持ちの深い部分について考えさせられる本である。スポーツ少年団の指導者としてコーチなどと呼ばれているが、子供たちを一様に扱ってはいけないという自戒に近い感情を抱くようになってきた。
子供たちは千差万別とは分っていても、これまで運動神経のいい子、感のいい子、逆に集中力のない子、理解していても体が動かない子、落ち着きのない子、集中力のない子といった多くのタイプを見てきたが、彼ら彼女らが自分に抱く感情や他の子に抱く感情、内面の重いというものについて以下に自分が無関心でいたのかと思い知らされるような文面が次々と目に飛び込んでくる。
天才といわれる子達とその周りで懸命に努力する子供、そして周囲の期待を一身に背負って自分を押し殺している子。そんな子達の心情を良く表現している。
時折見せる彼らのふとした表情に本当の思いが垣間見える瞬間というものを、もっとしっかりと見つめていかなければと自分に言い聞かせつつ、出張の新幹線の中で4巻を読み終える。 -
瑞垣など、横手の選手たちの心情も描かれていて、ただの試合相手ってわけじゃなく、この人たちも野球やってる人間なんだよなって感じさせてくれました。
吉貞けっこうおもしろい性格してますねwwキャッチャーのマスクに関する流れとか好きです。
巧と豪は、本気の野球をしているんだろうな。
他人から見れば、たかだか中学野球だろ、まだ子供だろって話なんだろうけど。本人たちは真剣で、中学生だからこその世界なんだろうと、思いました。僕も中学の時は運動部だったなあ、とかも思い出しましたね。本気で一生懸命なんです。出会った人にしか、わからないってやつ。 -
豪が大人