- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043721054
感想・レビュー・書評
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横手二中との非公式試合に向けて、巧と豪、門脇と瑞垣と海音寺がそれぞれ変化し、成長していく。
それにしても、再試合への取り組みだけで、よくもここまで話しが続くものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想は6巻に。
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剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。もしかしたらその言葉ではまとめることのできないかもしれない関係になっていく登場人物の成長を見ていると自分にも力が湧いてきます。
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大人になると知らず知らずのうちに、余計なモノを集めてしまっている。
持ち物も、やる事も。
残り時間を考えると、使い切れないぐらいのたくさんのモノに囲まれて生きている。
それでも欲しくなる。手に入れるために、欲してしまう。
無駄、無駄、無駄。
時折、あれこもれも投げ出してしまいたくなる。
捨て去って、投げさって、それでも捨てきれないごく一部のモノを確かめたい。
野球以外、ボールを投げる以外に必要なものなんてない。
そう思い切れる巧は、若さ故なのだろう。
5巻では、それ以外のところも知ろうとする。
そこを超えて、一回り大きくなるのか。
シンプルに。でも残ったモノは大切に。
そんなつもりで、あれこれと身の回りを整理するこの頃。
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最後の試合に向けてわくわくしてきた
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巧が大人になりつつある!
しかし瑞垣、百人一首を会話に混ぜる中学生野球部員、リアリティなくない?
文庫書き下ろしは今までなくて良いと思っていたけれどこの巻の横手中バッテリーの話は良い! -
少年たちが幼い心から徐々に成長してくる様子がこの小説の売りだろう。自我を押し通す天才、周囲との協調を意識し始めるもの、天才をうらやむものとそれぞれの個性がそれぞれの立場で描かれている。
野球をしない私には、ピッチャーの気持ち、キャッチャーの気持ちは分らないが、とにかく投げたい、とにかく受けたいという一途な思いをできれば天才たちだけのために残しておいてほしかった。
巻末の新たな書き下ろし「The Other Battery」は、作者の勇み足か、隣町の学校のバッテリーにすら天才と同じ気持ちを持たせてしまった。この1章が小説の主人公の特殊性を野球をやる子供たち全員の思いに昇華させてしまった。個人的にはこの章は掲載するべきではなかったのではないかと思わざるを得ない。(残念) -
野球を抜きでの巧と豪。というのにちょっと考えさせられました。
二人が野球をやっていなかったら…。でも巧のあの性格だとどうなんでしょう、野球抜きで考えるの難しいです(笑)
巧が野球以外の話をしたり、キャッチャーでない豪を理解しようと思ったり。成長?したなあ、よかったなあって気持ちです。瑞垣さんにボール投げたのは、駄目だと思うもののよくやったって感じです← -
巧の成長