天涯の蒼 (角川文庫 な 45-3)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 93
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043759033

感想・レビュー・書評

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  • 元刑事の探偵古城が主人公のシリーズ。
    腐敗した警察内部と暴力団の癒着を暴こうと孤軍奮闘する物語で、地方都市の寂れた雰囲気とかやさぐれた感じとか結構好みなんだけど、なんとなく冗長で読み疲れした。


  • 無実の人間を有罪として自殺に追い込んだとして、しがない探偵に身をやつした古城。
    元・デカとしてヤクザからはばかにされ、元同僚からは疎まれながらも必死にその汚点を晴らそうとする。

    社会の底辺で這いずりながらも、ヤクザと癒着し暴利を貪る警察の闇に迫ろうとする古城が
    巻き込まれるヤクザの抗争、周りで起こる殺人、暴力。

    全体に暴力が渦巻き、暗いトーンなのになぜか爽やかな読後感。
    ただ、どうもあまりに救いがないので、ここは★厳しめで。

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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