千里眼 The Start (角川文庫 ま 26-101)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 825
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836024

感想・レビュー・書評

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  • これ最後に読んじゃった。ラスボスのフラグ立ってるけど実際はそんなに邪悪でもないというあれ。

  • トラウマは本当に人の人生を左右するのか。両親との辛い別れの思い出を胸に秘め航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀。その心の声が初めて描かれる。
    アクション控えめの上品な仕上がり。少し強引な面も感じるが、それはそれとして相変わらずのおもしろさ。

  • もう一度・・・設定を変えていないから楽かも〜自衛隊を辞めるきっかけを作った精神科医のトラウマ理論に反発した岬美由紀は臨床心理士を目指す。表情筋の読み方は動体視力抜群の彼女にうってつけ。週刊誌の航空機爆破予告暴露記事を追っていき,高度600m以下になると爆弾が爆発することを見抜き,松本空港に着陸。犯人は精神科医だった〜千里眼の新シリーズだが,大きな事件の合間合間にあったことを書いていくのだろう。それにしても,標高650mの松本空港を犯人が見落としていたならアホだ!!・右上を見たら見覚えないものを想像していて,左上を見た場合には以前に記憶したものを思い出している・・・というのは嘘・・・食べたものを口に入れたと同時に,少し上唇があがって,左右非対称になるのは嫌悪を感じたから・唇の両端が下がっていると同時に両頬が持ち上がり,視線が下向きになるのは罪の意識を感じている・口角が下がり両頬が持ち上がっているのは悲しみの感情・上瞼が上がり,口が開いた状態で唇が左右に水平に伸びるのは脅え・目が輝かせ,微笑を浮かべるのは愛情・驚きは目が見開かれて眉毛が上がる・びっくりは目を細めて眉毛が下がり唇はきつく結ぶ・眉と頬に表れる眼鏡筋が収縮するのは心から嬉しいとき・軽蔑は顎が上がって下唇が突き出され,唇の端が引きつり僅かに吊り上がる・下瞼が緊張した状態で眉毛を上げ目を見開き顎を下げ口を開け唇を左右に伸ばすのは不測の事態に対する警戒・頬筋が左右のバランスを欠きひきつるのは嫌悪あるいは瞬時の不快感・大頬筋と眼鏡筋が同時に収縮しているのは惚れている・・・携帯で111とダイヤルし電源を切ると着信テストができる・プッシュホンで184−090−310−1655でドコモのメールセンターを呼び,相手の電話番号と*2*2,11でア21でイ・・は古のポケベルと同じ・・・という豆知識付き

  • 初めて千里眼シリーズを読みました。岬さんがものすごくかっこいいです。完璧すぎるとはこのことでしょうか?実際にいなさそうだからこそ、面白いのかもしれません。前シリーズもたくさんあるので読んでみようかなと思っています。

  • <内容>
    岬美由紀、新登場! 角川文庫へ活躍の場を移してのシリーズ新境地!
    トラウマは本当に人の人生を左右するのか。両親との辛い別れの思い出を胸に秘め航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀。その心の声が初めて描かれる。シリーズ累計400万部を超える超弩級エンターテインメント最新作!

  • 千里眼シリーズが、出版社を変えて再開されることとなりました。前シリーズの続きということでなく、主人公の経歴など、前シリーズと、ある程度オーバーラップさせながら、別のお話になっており、臨床心理士の資格をとるまでのエピソードと、旅客機の爆弾テロを防ぐお話でした。<BR>
    新シリーズでは、心理学の最新情報も織り込んだとのことで、これまでのシリーズで定番のようにあった「右上を見たら見覚えのないものを想像していて、左上を見たら以前に記憶をしたものを思いだしている・・・」も、あっさり否定してくれています。ずいぶん勉強しているというか、けれんみがない点は好感をもちました。<BR>
    それにしても、かなり意外な真犯人でしたが、松岡さんの小説では、犯人が馬脚を現す前と後とで、あまりに人物像の落差が激しすぎるところがあると思います。そこまでしなくとも。。。とか、却ってリアリティがなくなってしまうように感じます。<BR>2007/2/7

  • 元自衛官、現臨床心理士の主人公が自衛隊時代に身に付けた技術と臨床心理士として身に付けた相手の表情から感情を読みとる能力を駆使して、航空機爆破テロを阻止しようと奮闘する。新シリーズ第1段!

    今回、はじめて千里眼シリーズを読みましたが、前シリーズを読んでいなくても、充分に楽しめる作品だと思いました。主人公が千里眼と呼ばれるまでの経過が書かれているのも、初めてこのシリーズを読む人には分かりやすくていいと思います。
    同姓としてかっこい主人公が活躍する姿は、読んでいてとても気持ちがいいです。

  • 新シリーズと言うことで、今までとはまた少し違った岬美由紀でした。相変わらずおもしろいです。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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