クラシックシリーズ12 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 上 (角川文庫 ま 26-75 クラシックシリーズ 12)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 299
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836345

作品紹介・あらすじ

「鬼芭阿諛子」が神社で宮司になっている!? 急行した美由紀は、そこで師であり宿敵であった友里佐知子の日記を入手する。日記には、驚愕の昭和裏面史=友里の過去が記されていた! 千里眼の宿命が美由紀に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 2019年17冊目。クラシックシリーズ最後のテーマは、岬美由紀と恒星天球教の幹部鬼芭阿諛子との決着。そのカギは教祖だった友里佐知子の残した日記(過去の回顧録)。物語の半分は、その回顧録に文章が当てられている。友里佐知子は、自分と同じような運命をたどる阿諛子と美由紀に何を残したかったのか?。文章を読んでいて、恒星天球教との決着と共に結末が気になった。引き続き下巻も読んでいきたいと思う。

  • 「鬼芭阿諛子」なる人物が石川県の神社で宮司を務めている!?神社に急行した岬美由紀は、そこでかつての師であり宿敵であった阿諛子の母・友里佐知子の日記を入手する。その日記には、驚愕の昭和裏面史=友里の過去が記されていた!圧巻のスケールで描かれる激動の歴史。メフィスト・コンサルティング、ダビデ、マリオン・ベロガニアと友里の戦いが明らかになる。

  • 既読

  • 遂に友里の凄惨な過去が明らかになった。読むのが止まらない。そしてやはりあいつは生きていた。

  • ほぼ美由紀は出てこず、友里の人生を綴った日記を読み進めるだけで上巻は終わりです。波乱万丈、凄惨すぎてこんなに激動の日常を送っていたら自分が信じるいい方向に突き進んでも仕様がないのかもしれないと同情(されたくはないでしょうが)します。ダビデやマリオンと同期で天才たちの中に入ってこのままメフィストに従っていたら別の道もあったかもしれなかったですが、あっさりとわが道を突き進んでいきますね。極めつけあゆこの育て方の徹底ぶりが凄まじい。

  • オープニングには驚かされた。そして、まだ生きていた宿敵の登場にはややゲンナリ。そして、友里の半生の暗い時代には読むのを止めたくなったが、メフィストとの出会いからは面白味も出てきた。あの大事件も利用するとは、大胆!

  • 千里眼シリーズ第12弾。
    いよいよ、友里佐知子の過去が明らかになり、恒星天球教の成り立ちやメフィストコンサルティングとの関係も明かされる。
    上巻である本作では、後半はほぼ友里の半生を振り返っており、もはや主役は岬美由紀ではなく友里佐知子という状態。なぜ友里佐知子という名前になったのかについても明かされる。その文量に圧倒される。前半の美由紀や鬼芭阿諛子の絡むストーリーを忘れてしまう勢いだが、相変わらずページをめくる手を休ませない展開に流石だと感心させられる。
    下巻ではいよいよ恒星天球教との決着が待ち受けている。どのように決着させるのか、友里の半生とあわせてその展開が気になるところだ。

  • 本編で久しく名を出していなかった鬼芭阿諛子が再び!
    クラシックシリーズ最終作品とだけあって、美由紀と友里の因縁、
    そして友里の意志を汲む鬼芭阿諛子との決着が付くのか?
    友里の過去が明かされてシリーズの締めになる!

  • 1月-4。3.5点。
    千里眼クラシックのラスト。
    友里、鬼芭との最終決戦かな。
    友里の日記中心の上巻。下巻に期待。

  • 冒頭一行目からいきなりのスケールのでかさにびっくりしました(笑)
    始めからこんな展開で大丈夫かな?と思いましたが、こんな話をつかみにしか使わないなんてやっぱりこのシリーズはすごいなあ、と思います。

    そして話は鬼芭阿諛子との最終対決と友里の過去のエピソードへ。話が進むにつれ、さらに話は壮大になっていきます。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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