万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫 ま 26-311)

著者 : 松岡圭祐

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年4月24日発売)

感想・レビュー・書評

[anri0912さんの感想 · 2015年10月10日]

スーパーインフレ。
実際にあり得る話だだよなぁ。
ど庶民だけれども、ドルでも買っておこうかしらと考えさせられました。

終わり方は予想が付いていたものの、余り好みではなかったです。
正直者は馬鹿を見ると言われているみたいで。

商売をするにあたって賢く立ち回る事も必要なのだろうけれども、
フィクションの中ですら、身近な現実をみせられると
何だかとっても淋しくなるのは私だけでしょうか。

[るうんさんの感想 · 2015年9月25日]

『週刊角川』記者・小笠原は途方に暮れていた。わずか2日で、コンビニの弁当は数千円から数万円に、JRのひと区間は九千円以上になり、いくら金があっても足りないのだ。従来のあらゆる鑑定をクリアした偽礼が現れ、ハイパーインフレに陥ってしまった日本。だが、まだ万能鑑定士・凛田莉子の鑑定がある!パーフェクトな偽礼の謎を暴き、未曾有の危機から国家を救うことができるのか!?

[bookjiroさんの感想 · 2015年9月11日]

1冊目から時間が空いてしまいましたが読了。この残りページ数で収束するのかと思いきや、しっかり終わりました。

[シルルさんの感想 · 2015年8月30日]

1作目から続く長編。
ハイパーインフレに陥り、経済が破綻した日本。
その原因を探るべく、活躍する万能鑑定士を描く。
なかなか犯人も原因も見つからない中、ちょっとした鑑定の依頼から解決の糸口を掴む。
ラストのどんでん返しにびっくり。

[ちびっこさんの感想 · 2015年8月21日]

シリーズⅠで起きた力士シールの謎、偽一万円札の流通によるハイパーインフレ事件の解決編。
犯人はなんとあの人！
いろんな雑学が盛り込まれていて楽しめたが、事件解決のために莉子が奮闘した割には犯人特定と一万円札偽造の手口があっけなかったなぁ、という印象。

[あの屋さんの感想 · 2015年8月5日]

インフレの話。今の世の中、ただのフィクションと思っていてはいけない。
その国の経済に信用が持てない…うーん、深刻。
内容的には、中盤ちょっと飽きがきたかな。
でも、雑学てんこ盛りで楽しめました。
2015/7/8読了

[yasuyoさんの感想 · 2015年7月26日]

前作の続き。
この巻で偽札事件は終了。
以前、千里眼シリーズにハマったが、万能鑑定士はその時ほど引き込まれなかった。
偽札のトリックは面白いが、ストーリーに関しては、シリーズ一作目だからか、主人公の生い立ちなどの説明が多くて・・・
犯人も意外だったけど、なんかスッキリしない。

[ryu147さんの感想 · 2015年7月8日]

犯人はなんと！

[Ｈさんの感想 · 2015年6月18日]

1巻から続く事件の完結編。まさかのハイパーインフレにはびっくり。とにかく面白いし、サクサク読めてしまう。

[SHIRoKURoさんの感想 · 2015年6月7日]

犯人捜しに東京、沖縄を駆け回るヒロインは、前巻とは違って落ち着きがない。頑張れ、凜田莉子。真犯人にたどり着いたその先には、哀しくて、温かい、そんな結末が待っている。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Ｑ」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。ＮＹヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」