フライ,ダディ,フライ (角川文庫 か 50-3)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043852031

感想・レビュー・書評

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  • いちいちグッとくる演出があってよい。
    こういう男子熱って、高校の時が一番低かったなあ。
    残念だっ!

  • ダメな親父が娘の為に頑張ります。
    前半時間に追われている様子などがリアルにえがかれていて、現代社会の世知辛さを思ったり。

  • 暴力を受けた娘のために身体を鍛えて、戦う話

  • このシリーズで一番有名なのかな?
    私は映画版見たことないけど。
    金城作品ファンの人が名言にあげることが多いのもこの作品のパクスンシンのセリフ。
    お父さんたちにも読んでいただきたい作品。

  • 分かってはいても爽快なラストでスッキリ。映画も観てみたい。

  • たしか映画化されてるよね?タイトルになんとなく見覚えがあって借りてみた。
    たしかにドラマ向きな内容かな。いろいろ突拍子もなくて、ラストはすっきり。

    いたって平凡なサラリーマン鈴木一。
    中流の大学で出会った妻と、かわいい一人娘、会社でもそこそこの役職で、郊外に一軒家を買ったローンのために毎日通勤する。ありふれた普通の生活。
    ある夏、そんな普通の生活が崩れた。
    高校生の娘が、男子不良高校生に殴り傷つけられた。
    加害者はボクシングのインターハイ王者であり両親は有名人、相手側の対応は不誠実極まりない。
    復讐を決意し、包丁を持って相手の高校に乗り込むが、そこで出会ったのは一風変わった4人の男子高校生。
    彼らは鈴木の復讐のために、あれこれと協力・計画してくれることになり―

  • 一人娘を傷つけられた復讐に立ち上がるサラリーマンお父さんの話。

    鈴木さんと朴くんの距離がだんだん縮まってく感じが好き。

    大切なものを守るために強くなるっていうのかっこいいよね。

    でも私は『GO』のほうが好きかな。
    2010年01月29日

  • おもしろいし泣ける。

  • 昔、映画も見ましたが。
    ゾンビーズ第二弾だったんですね。

    文章が簡単なので、さっくりすぐ読めます。

    娘を傷つけられた平凡なサラリーマン、
    鈴木さんの戦いの話。
    いつまでも続くと思っていた家庭の平和が、
    もろくも壊れたとき。

    現実を考えると、
    大人としてもっと冷静な対応をするべきかもしれないけど、
    物語として考えると、
    人は弱いものだし、
    やっぱり男として戦ってほしいかも。

    相手がどんな強者でも、
    体一つでぶつかっていく姿は素敵です。

    そんな鈴木さんに手を貸すのが、ゾンビーズ。

    「どうしてまだ何も起こってないことにビビってんだよ!
     恐怖は喜びとか悲しみとかと同じで、ただの感覚だぞ!
     弱っちい感覚に支配されるな!」

    「何度でも転んで重力を知り尽くして、
     いつか飼い馴らしてやればいい。
     そしたら空だって飛べるようになるよ」


    上がって、下がって、高く飛ぶ。

    そんな青春のお話。
    私は好きです。

  • おっさんの青春、一夏の冒険譚。軽い文体で映像が目に浮かびやすくて、すらすら読める。最後が見事にかっこよかった。筋トレしたくなる物語。

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著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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