雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043892020

感想・レビュー・書評

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  • バイト先に置いてあったので、暇なときにちょこちょこ読んで読了。同じ作家さんの「夜市」の方がどちらかというと好きかなぁ?作風としては似てるけど。
    どちらも悪くはないけど、特別好きな作風ではないし、特別にオススメする程でもないっていうのが個人的感想。

  • この著者の作品が醸し出す独特の雰囲気が好きだ。田舎の自然のにおいを感じさせるような雰囲気がとても心地よい。
    本作もホラーにジャンルされているけれど、やはり夜市同様ファンタジーに近いように思う。

  • 風わいわいと主人公が一体となっているところが好きですね。
    恒川さんの美しい描写、世界観にまたもや飲み込まれました。
    御免なさい少し話を忘れてきてしまいましたので時間があるときにまた更新します。

  • ホラーというかファンタジーというか、不思議な作品。
    地図に載っていない隠れ里「穏(おん)」の少年には不思議な鳥「風わいわい」が憑いていた。

    前半の舞台は穏。途中から、現世界と境界の地での出来事が語られ、それぞれの時間の出来事を読み進めるうちに、話が一つに繋がっていく。

    静かで透明で美しい、不思議な作品。
    とても引き込まれて良かった。

  • 雷の季節の終わりに / 書き下ろし
    解説 「遥かに聞こえる雷鳴に耳を澄ませ」 (仁木英之)

    『雷の季節の終わりに』 2006.10 角川書店刊 文庫化 (加筆修正)

    カバー装画 佐伯佳美
    カバーデザイン 片岡忠彦
    装幀 田島照久
    印刷 旭印刷
    製本 BBC

  • ファンタジックなミステリーといった感じ。暗い方のファンタジー。
    風わいわいという語感が好き。

  • 流れるように風景が浮かんでは消える

  • なかなか面白かった。雷季が冬と春の間だとは思わなかったが、いい設定なのかも知れませんね。ムードたっぷりで読むには今頃でも良かったかも。前半がいい。穏の世界観や賢也と大渡さんのやりとりしてる場面が好きだったかな。

  • 隔絶された穏という聖域。自分の属する世界は一体誰が決めるのだろうか

    「風わいわい」のネーミングの絶妙さがまた何とも。時系列が把握できた瞬間、すとんと落ちるものがある

  • 恒川さんは、長編の方が好き。
    今回は、自分としては、うまく騙された感じがしました。あー、そういうことか、って。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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