秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043892037

感想・レビュー・書評

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  • お化けより人間コワイ

  • 2017年06月25日読了。

  • 『秋の牢獄』←タイムループ系
    『神家没落』
    『幻は夜に成長する』
    の3編収録。

  • 今回も読み終わってからの一種のあきらめと、あきらめたことによる投げやりな希望のようなものを覚えた。どの話も残酷だったり凄惨だったりする。なのに淡々と水が流れるように物語が進んでいくことが、淋しさを覚える原因なのかもしれない。

  • *十一月七日水曜日、秋のその一日を何度も繰り返している女子大生。神の領域にある「家」に住まう人間。魔訶不思議な力に人生を絡め取られた女ーまるで童話のようなモチーフ、透明感あふれる文体、物語る力の凄まじさ。圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、新鋭・恒川光太郎の珠玉の作品集*
    本当に不思議な物語の数々。今までに読んだことのない類の別世界観。酸いも甘いも知り尽くした、大人の童話。

  • 世界観◎

  • この作者の描く世界は本当に独特だと思うが、この作品は特に心に響く。
    不思議な世界に囚われてしまった人の、心の動きに自然に感情移入出来た。
    購入して、秋に読み返したいと思える作品。

  • 秋の牢獄 ★★★
    何度も同じ日を繰り返す話。
    1日あれば人はいろんなことが出来ると感じた

    神家没落★★
    代々受け継がれる動く家の話。

    幻は夜に成長する★

  • 短編3つ。
    「神家没落」がよかった。

  • この人の描く世界観は凄いと思う。予想がつかない感じも心地よい。牢獄に囚われた人々を描く三編。物悲しい物語だ。面白くてすぐに読んでしまった。脳内で情景が綺麗に映像化される感じがする。
    11月7日に読み返す人が多いことにも納得した。
    神家没落が面白かった。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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