秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 245
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043892037

感想・レビュー・書評

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  • 3つの短編集、どれも囚われてしまった人たちがそれぞれに人や自分を解放?したり、されてしまう話。
    時間だったり、物理的にだったり状況は色々。
    相変わらず雰囲気が仄かに妖しくて好きすぎる。

  • 2016/9/24恒川ワールド展開。主題作がお気に入り。秋風伯爵に捕まる日はいつか来るのでそれまで楽しもうという件は、人生に置き換えられる。座右においてじっくり読みたいが。★4

  • 独特の世界観、読みやすい構成はそのままだった。
    「夜市」のような誘われるような陶酔感は薄かったが、大変面白かった。
    恒川ファンとして、彼の作品中では星3だが、全体のレベルでは星4。

  • 【秋の牢獄ツアー参加】恒川さんのお話の怖いより幻想的な美しさを感じられる所が好きです。昨年の同じ日に単行本で読んで以来の再読になります。今日はいろいろなことをきちんと記憶しようと思いながら過ごしたので、さっき外を見て思いがけず窓の外に見えるビルの夜景がきれいなことに気づいたりちょっと特殊な一日になりました。表題作はもちろん印象に残っていましたが、今回改めて読んでみると「神家没落」の設定が好きですね。急激に都市化が進んだ日本…今でも忘れられた小路を行ったら選ばれた人の前に出現しそうな気がします。

    2015−11−07再読
    [再読]この本に出会って初めての週末の11/7。学祭の娘を送り出し、夫と軽い昼食を済ませ、一人でショッピングモールで数時間。手頃な合皮のバッグとリップブラシ、ネイルを一本。明日の朝食用にちょっと贅沢な食パンを買って帰宅。毎年この日は一日の出来事をじっくり振り返ることになります。さて、一晩寝てリプレイヤーになっていたら、読み友さんに会いに出かけましょう。帰宅の心配はしなくていいからかなり遠くの読み友さんにも会えますね。同じ日に同じ本を読み友さんと共有できるという幸せを今年もありがとう(*^^*)

    2016-11-07
    2012年にこの本に出会って、今年で5回目になります。過去の自分のレビューを見て、子供が大きくなったのを実感したりしています。今日は仕事を午前中で終え、午後をのんびり読書で過ごせました。昨日しっかりと買い物をして冷蔵庫には食料がたくさん。リプレイヤーになってまず食料調達なんてしなくていいように^^私は今年もリプレイヤーになることにあまり怖さを感じません。それなりに後悔しない日々を送ってきたからかな?もし読み友さんと一緒にリプレイヤーになれたなら、昨年お約束の通り絶対に会いに行きますから、連絡くださいね!


    2017-11-07
    この本に出会って6年目。どの話も囚われの物語ですが今年も恐怖より美しさともの悲しさを堪能しました。午前中仕事をしながら、リプレイヤーになっていても続く8日がどの7日に続いているかわからない以上、少なくとも暫くは仕事を毎日ちゃんとするだろうなと自分の真面目さに気づき苦笑。リプレイヤーになったら、まずは全国の読友さんに会いに行き、満足したら図書館の本を片っ端から読もうと思います。図書館に読む本がなくなるまでには北風伯爵もやってくるでしょう。今年も同じ本を同じタイミングで読めるという幸せをありがとう♪

  • 何かに囚われている。ただそれだけだった。

  • なにか大きな力でどこかへ閉じ込められてしまいたいなあ

  • 本当の牢獄とは?

  • 成る程!!出口の無いループに囚われる恐ろしさか。。この人の物語は奇想天外なんだけど、人間の心の闇を物語と上手く融合させていていてジワりとくる怖さが良い。中々面白い本でした。さらりと読めるし。

    「秋の牢獄」やり直しはきいても、やりきれない思いは残るのか…

    「神家没落」こんな事があったら私は毎日、本を読んでいる笑笑

    「幻は夜に成長する」特殊な能力を上手く利用する輩は最低。最後の主人公は怖いが、

  • 今年は11/7の水曜で、その前にと思い読み切った。
    生死の観念が牢獄だったり北風だったりとメタで綺麗に表されていた。
    深く考えなくても面白くサラッと読めてしまえたので何度も読めそう。また来年の11月7日頃に思い返して読みたい。

  • 秋の牢獄 ★★★★★神家没落 ★★★★幻は夜に成長する ★

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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