星影の女 妻は、くノ一 2 (角川文庫 か 53-2)
- 角川グループパブリッシング (2009年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043931026
作品紹介・あらすじ
「わしがこの国を開いてやる」江戸藩邸で「甲子夜話」の執筆にいそしむ元平戸藩主、松浦静山はこともなく言い放った。友人の千右衛門に連れられ下屋敷に呼び出された雙星彦馬は仰天。こんな発言は露見すると即座に打ち首だった。天文航海に通じた彦馬に期するものでもあるのか。神田妻恋坂の裏長屋に居を定め、寺子屋の合間を縫って織江を探す彦馬。だが、花のお江戸は今日もまた驚きの連続なのだった…。人気シリーズ第2弾。
感想・レビュー・書評
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良い。
気楽に読めて、面白い。
登場人物が魅力的。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は、彦馬と織江の絡みが少なくて少し寂しかったかなぁ。それぞれのお話は楽しく拝読。最後の最後は、少し哀しかったけど、それは未来の幸せを盛り上げるための障害と想いたい。
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ダンナがいい人っぽくて泣ける。
シリーズの話の展開パターンが分かっちゃったので、
もういいかなとは思うが、2巻の続きが気になって
次巻も買ってしまった。
くそ、売り方が上手い。 -
日本の開国をめざす松浦静山のもとに仕えることになった彦馬は、『甲子夜話』のもとになったさまざまな事件に巻き込まれつつ、名推理によってそれらを解決していきます。一方織江は、くのいちとしての使命と彦馬への愛のはざまで苦悩し、さらにライヴァルのくのいちであるお弓の恨みを受けるなど、いくつもの試練をくぐり抜けながら、彦馬を見守ります。
時代小説にミステリの風味をまぶして、全体をライト文芸的なテイストに仕上げたシリーズで、本格的な時代小説ファンやミステリファンにはおそらくもの足りないと感じられるのでしょうが、空いている時間に軽い気持ちで読むことができます。 -
面白かった。
基本的には日常の謎に、ちょっとラブストーリーのテイストを入れてといった展開は、『ビブリア古書堂の事件手帖』とかに通じる感じで、僕の大好物。
ただ、ギョッとするようなハードな「くノ一」的な展開もしっかりある。
ますます、先が楽しみになった。 -
20171010読破
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隠居して江戸で妻を探す彦馬ですが、くノ一の仕事に励む織江を見つけることは難しそうです。主君の元平戸藩主静山には開国に向けた野望があります。幕末に向け、世の中が騒がしくなるなか、彦馬と織江は再び結ばれるのでしょうか?お話に「甲子夜話」を絡めるのも趣向ですね。
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二巻。図書館で。
お弓さんを信じられないのはわかるけどキノコを食べてまでその日に行かなかったのはよくわからない。というかお弓さんはオリエさんの所為でああいう結果になったのではなかろうかと。呪符ぐらいでどうにかなる妻じゃない気がするんだよな。
色々と飽きてきたのでここらへんでいいかな、と読むのはやめようと思います。いつまでも君の名はをやられてもねえ…。