自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001513

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  • 会話ができない自閉症の高校生が書いた本。
    側から見ると謎の多い自閉症、頭の中ではいったいどんなことが起きているのか。
    そして自分の頭の中で、もしかしたら同じようなことが起きているような、気がする。そんな本。
    とても簡素な言葉で綴られていた。一気に読んだ。

  • 遺伝子や脳のささいな違いで
    様々な障害や病気があって、
    だけどそれぞれ同じような症状なんだから
    それを正常に戻すこと、
    出来そうなのに。

  • 2018年08月26日読了。

  •  自閉症である東田直樹さんが高校3年のときに書いたもの
    本人が一つ一つの文章が長くなった。とあり、そういえばそうかと思った。前作よりもスッと入りやすくなった気はした。
     最後にあった「子牛」が自閉症の自分と照らし合わせているような気がして胸が苦しくなった。
     成長した東田直樹さんを知ることができます。
     東田さんの今後のご活躍を期待しています。

  • 所蔵あり  B378-ヒガ-2 300557675
    「自閉症である作者の感覚は私達とは大きく違います。新鮮で驚きの多い自閉の世界を知ってみませんか?」
    素敵なコメントをありがとうございました! 
    (黒板書架「感覚を深める」特集コメント ”感覚がテーマです。おすすめ本と、おすすめポイントを教えてください”より)

  • 東田さんの言葉選びがすごく好きです。詩を読んでいると色鮮やかな情景が浮かんでくるようで、気持ちがのびのびします。特に、詩『虹の中の黄色』が好きです。 詩集も出版されているということなので、ぜひ読んでみたいです。

    読んでいて不思議な感覚だな、よくわからないなと思うこともあれば、その気持ちわかる!と共感することもあり、目まぐるしく気持ちが動きました。本を通して東田さんとおしゃべりをしているような気分になります。

  • 自閉症の子どもと接する仕事をしていて、理解できなかった言動の理由が、少しわかった気がしました。感覚の敏感さとか。自分を含めて社会全体が、障がいをもつ人に優しくならないといけないと思わせてくれた本でした。

  • タイトル通りの続編。前回は13歳の時に書いたものだけど、これは16歳になってから。表現力が低いからって中に秘めているものまで低いとは限らないってことをつづっている。自分が考えていることと、でもコントロールできないということはなかなか理解しにくいけれど、そのジレンマと常に戦っているのは本人なんだよね。読めば読むほどなるほど、と思うことと、どう理解していいのかわからなくなってきていることを、私の中ではどう折り合いつければいいのやら。

  • 同タイトルの1に続けて。東田直樹さんの書く日本語はとても素直で、ストレートに響く。流れるように読めるので、まだまだ他の本も読んでみようと思う。

    【いちぶん】
    自閉症の子が生まれたからといって、悲しんだり同情したりされたくないのです。人の人生の幸、不幸は、その人が決めるべきものです。みんなと同じことができないことが不幸なのではありません。人間として、自分らしい生き方ができないことが、悲しいのです。

  • 一冊めでは、自閉症に対する自分の偏見を認識させられたが、この二冊めでは以前ほどの驚きは既にない。
    本の内容がつまらないという意味ではなく、自閉症の人でもこれぐらいは書けるという考え方に自分自身が変わったからだと思う。

    自己分析の本として素晴らしいと思う。

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著者プロフィール

1992年生まれ。重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』が現在30か国以上で翻訳され、世界的ベストセラーに。

「2020年 『世界は思考で変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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