自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2016年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044001513
感想・レビュー・書評
-
会話ができない自閉症の高校生が書いた本。
側から見ると謎の多い自閉症、頭の中ではいったいどんなことが起きているのか。
そして自分の頭の中で、もしかしたら同じようなことが起きているような、気がする。そんな本。
とても簡素な言葉で綴られていた。一気に読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遺伝子や脳のささいな違いで
様々な障害や病気があって、
だけどそれぞれ同じような症状なんだから
それを正常に戻すこと、
出来そうなのに。 -
2018年08月26日読了。
-
所蔵あり B378-ヒガ-2 300557675
「自閉症である作者の感覚は私達とは大きく違います。新鮮で驚きの多い自閉の世界を知ってみませんか?」
素敵なコメントをありがとうございました!
(黒板書架「感覚を深める」特集コメント ”感覚がテーマです。おすすめ本と、おすすめポイントを教えてください”より) -
自閉症の子どもと接する仕事をしていて、理解できなかった言動の理由が、少しわかった気がしました。感覚の敏感さとか。自分を含めて社会全体が、障がいをもつ人に優しくならないといけないと思わせてくれた本でした。
-
タイトル通りの続編。前回は13歳の時に書いたものだけど、これは16歳になってから。表現力が低いからって中に秘めているものまで低いとは限らないってことをつづっている。自分が考えていることと、でもコントロールできないということはなかなか理解しにくいけれど、そのジレンマと常に戦っているのは本人なんだよね。読めば読むほどなるほど、と思うことと、どう理解していいのかわからなくなってきていることを、私の中ではどう折り合いつければいいのやら。
-
同タイトルの1に続けて。東田直樹さんの書く日本語はとても素直で、ストレートに響く。流れるように読めるので、まだまだ他の本も読んでみようと思う。
【いちぶん】
自閉症の子が生まれたからといって、悲しんだり同情したりされたくないのです。人の人生の幸、不幸は、その人が決めるべきものです。みんなと同じことができないことが不幸なのではありません。人間として、自分らしい生き方ができないことが、悲しいのです。 -
一冊めでは、自閉症に対する自分の偏見を認識させられたが、この二冊めでは以前ほどの驚きは既にない。
本の内容がつまらないという意味ではなく、自閉症の人でもこれぐらいは書けるという考え方に自分自身が変わったからだと思う。
自己分析の本として素晴らしいと思う。