トリニティ・ブラッド Canon 神学大全 (角川スニーカー文庫)
- 角川書店 (2005年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044184162
作品紹介・あらすじ
未完の超大作を補完する、究極の「トリニティ・ブラッド」本、降臨!第一部として「ガンメタル・ハウンド」、「ヒューマン・ファクター」、「R.O.M.7 極光の牙"序章"」を収録。第二部では構想メモや設定資料を基に、ついに書かれることのなかった物語の"始まり"と"終わり"を解説。さらに第三部を用語集「大聖典」として、壮大なる遠未来黙示録の全てを明らかに!失われた物語の大きさから-汝、目をそらすことなかれ。
感想・レビュー・書評
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謎は少しは解明したけど・・・やはり吉田氏の死は残念。
設定の緻密さの素晴らしさ!
登場人物のその後・・・
残された未来への道は想像を絶する内容でした。
最後まで読みたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半分が用語辞典。
表紙のカインが細かい。
冒頭部分は本誌で読んだ記憶がある。
結末は永遠に謎のまま。
そして3人の正体も曖昧なまま。
惜しまれる。 -
先を失われた物語の構想と大量の用語解説を網羅した、本当に最後の一冊。
見開き数頁に亘るTHORES様の絵は過去と未来を繋ぐトリブラを最大限表現した美麗イラストばかり♡
序盤は、トレスを主軸とした外伝があり、さらにこれには続きもあったという。
R.O.Mの続きとなる物語の序章も掲載されていて、意外な組み合わせというかイオンを入れてくる辺り、やはりエステルが絡むからということなんだろうがこの二人もどうなったのかね…。
中盤では、トリブラの根本であるクルースニクや吸血鬼の始まりなんかは予想出来ない発端があったんだと知れる内容もあり、不運というかこんなきっかけで…っていうのが、改めて読んで確認した次第。
知りたかったアベル達の過去やオルデンを介したカインの野望、カテリーナを始めとするAxの今後やオルデン幹部クラスのそれぞれの目的、最終決戦となりうるはずだったアベルとカインの戦い…壮絶なものになっていただろう内容は、あと何冊紡がれる予定だったんだと思うくらい濃いものであった。
後半は、これでもかってくらいの用語解説。
別にそれは細かく知らなくても良かったよってのも入ってはいるが、ここに集約となれば納得(?)する言葉となるでしょう。
これで読み納めのトリブラ。
いつも命日には思い出して読みたくなる、イラストを眺めたくなる、物語である。
―汝、目をそらすことなかれ! -
作者死亡というなんとも切ない幕引きとなった。
ただ、この巻はその作者の思いを読者へ伝えようとする一冊。
プロットの最終回へ向かう話。発売当時、切なくて泣いちゃいました。 -
終盤までの構想やシリーズの解説が丁寧で、豪華な一冊。
SF的な世界観、吸血鬼、貴族や枢機卿の陰謀、アクション、勧善懲悪でないストーリー。
最後まで読めなかったのが残念。本当に大好きな作品です。
【B】 -
果たして現在連載中の漫画で完結は描かれるのか…
『ラグナロク』に飽きて来た頃に読み始めたトリブラ。
作者がお亡くなりになって未完のまま終了してマジ泣きしたトリブラ。
単行本全部持ってるトリブラ。もちろん漫画もね。
結構思い入れが強いです。
個人的には機械歩兵なトレス君が大好きです。
銃はカッコイイよねぇ。 -
作者の吉田先生がお亡くなりになってしまって完結しないままになってしまった
トリブラの全貌を纏めた本です。
テロップを見てもやっぱり吉田先生のトリブラの世界観、独特の言い回しで表現したもので
読みたかったなぁと思うばかりです。
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R.O.MとR.A.M。トリブラ全巻を何年かぶりに再読しました。この大全がラスト。読めば読む程好きになるシリーズです。この『大全』に掲載された未完のエピソードやプロットを読むと、壮大なストーリー背景に圧倒されます。沢山の人に読んで欲しい小説です。
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イザーク尊敬するわやばい弟子にしてください
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作者が死んだ後に、未完となってしまった本編の大まかななプロットや、キャラクター設定、膨大な用語をまとめたもの。
特に巻頭には、その後のストーリーを柴本さんの絵が再現しているので、必見だと思う。