- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044231071
作品紹介・あらすじ
皇太子レースの雲行きが、さらに怪しくなってきた。コルテス家の次期皇太子候補を狙っている一味はひとつではないらしい。家の勝手で男として育てられ、未来の国王として尊大に振る舞うことしかできないフェルナンド。こんないびつな少女だが、なんとかして救い出したいと思うキャサリンは、混迷の度合いを深める事態を打破すべく、異種人類たちと最後の手段に打って出た!お嬢様の怒りがすべての闇を晴らす、大陰謀劇堂々の解決編。
感想・レビュー・書評
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[台東区図書館]
レディ・ガンナーの第7巻。
旧いだけでなく、他のシリーズほど著名でないせいかなかなか揃っておらず、シリーズ順を調べてから個々に探す羽目に、、、、そしたらこの巻より前までに関しては後版が出ていて、イラストはそちらの方が好みだった!ただこの上中下巻からはどうせ後版が出ていない上に近隣三区にもなく、久しぶりに台東区まで赴いて入手することが出来たし良しとしよう。
今回は表題から後継者問題と分かってはいたものの、また随分と特殊な後継者選抜を考えられたことで、、、、それとも歴史(社会)は最も苦手な教科だったから、通常の世界史のどこかでこのような"事前に後継者を決めてからの王妃決定"もあった(教わった)のかな??
例によって納得しがたい身分制度や「妃八家」と名付けた妃選びの仕組みとか、逆算して設定した仕組みなのかもしれないけれど、よくも細かく設定したものだな、と。あちこちで歯噛みし、やるかた憤懣ないエピソードはあったけれど、最後はやはり、"茅田ワールド"。しっかりと難解な問題にも明るい解決策を用意してくれて、何とかスッキリ、勧善懲悪に近い形で円満解決してくれたので良かった。
ただ途中、コルテスのマリアとパブロのことには気が付いても(というか、そう文章で表されているので)、それ込みでのアンネウス二世の思惑と、スパーダのマリアとの仲は予想しておらず、33章ではやられた!感があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大追跡」同様落とし所の難しい話だが
そのあたりのバランスはさすが
ただもう少し広い視点で解決してほしいがそういう話ではないか -
シリーズのなかでは一番面白かった。最初のころより読みやすくなっている。
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キャサリンの破天荒さが他国の王家の慣習にも影響を及ぼす。すげえ14歳少女、キャサリン。
しかし、教育・環境しだいでほんとにいろんな人格が出来上がるのね。
ここでは大人の事情・喧嘩と、子供の喧嘩とを区別することが当たり前だが、世の中に子供の話にしゃしゃり出る大人が結構多そう。 -
一時はどうなるかと思ったが、ハッピーエンドになった。
好きな人と結婚できた王様。
過去の因習を打破することが出来てよかった。 -
再読ー。
少年フェルナンドがしあわせになれてうれしいよ。あとシルヴァとドーサがちょう素敵です。ライオンと白頭鷲の友情ー。 -
「二人の皇子」という副題の一人はヴィンセントかと思っていたが違っていたようです。
少しずつキャサリンに懐柔されていくフェルナンド。
もう一人の皇子救出(誘拐)を企む用心棒たち。
しかし敵には5頭の「獅子」が…。
(2006年10月15日読了) -
一年一冊のペースで出ていたのに……
主人公かが好きな作品。
まわりのけもけもした人たちが大好きな作品。
この巻は主人公一層格好よくていいと思う。 -
このシリーズって意外に深かったりするんだよね