さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

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著者 : 乙一
制作 : 羽住 都 
  • 角川書店 (2002年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253035

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さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

  • ちょっと不思議で、
    感情に繊細な作品だった。

  • 別名義の中田永一の短編集が面白かったので、古本屋で見つけて手に取ってみた。
    いわゆる「奇妙な味の小説」短編集。4編の中では、コメディタッチの「手を握る泥棒の物語」が好み。
    「失はれた物語」は小川一水の短編小説を思いだした。オチのつけ方はだいぶ違うけどね。全体を通してホラー作家っぽさがでている作品集。

  • 【あらすじ】
    -未来予報-
    決して恋ではない。この想いは、なに?

    「おまえら、いつか結婚するぜ」――未来を「予報」されてしまった僕と彼女は、それきり視線を合わせられなくなった。そして数年後、再会した僕らは?胸にしみる乙一流ファンタジー!

    -手を握る泥棒の物語-
    ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう。

    他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

  • 以前好きだったなぁと思いだし、本著者の読んだことのない本を読もうと手に取る。内容を知らずに読み始めたが、内容は中学生向けかなぁ。

    切ない物語の短編集。本著者を思い起こさせるホラーっぽい話も含まれるが、内容としては私は物足りない感。中二の頃ならもっと違った風に読めたかも。

  • 味のある作品を並べた短編集です。「未来予報」「手を握る泥棒の物語」は主人公が似たような雰囲気です。「未来予報」は友人に隣人の女の子か自身が死ななければ結婚すると予言される。それを意識して、女の子と話せなくなり、自堕落は生活を送るが、最後に入院した女の子と話をして、生活を取り戻す。あまり僕には来ませんでした。「手を握る泥棒の物語」はコミカルな感じで、金持ちの叔母が近くの旅館に泊まっており、そのバッグを盗むために、壁に穴をあけて、手を入れるが、なぜか無人のはずの部屋で腕をつかんでしまう。その相手とのやり取りから、何かが生まれ始める。出来過ぎのような話だけど、面白い。「フィルムの中の少女」はホラーで、一人の語りで話が展開します。ミステリですが、ちょっと追いにくかったです。「失はれた物語」は個人的には好きな話です。事故にあって、右腕の感覚と、右人差し指しか動かなくなり、視覚聴覚味覚嗅覚を失い、下界から隔絶された主人公。妻とは指の合図にのみでコミュニケーションをとるが、未来が見えない生活が続き、本人・妻ともに消耗し始める。本人がとった選択は?僕にはさみしさが染み渡る感じでした。

  • かなり昔に読んだ本ですが「さみしさの周波数」このタイトルは忘れられません。
    私自身のさみしさの周波数が、この本とピッタリ合ったのかもしれません。

  • 切ない系の短編集。
    ミステリやホラーじゃない初期の作品も面白いなこの人。内向的な人物の描写が素晴らしい。
    「失われた物語」の主人公を自分に置き換えたら涙が出てきた。いや嘘。実際に涙は出てないけど心で泣いた。

  • 初期乙一のせつない系短編集。白乙一。私は黒より白が好きだけれど白なら中田永一名義のほうが好きだ。初期と言うこともあっていろいろと若さを感じる作品。

  • 手を握る泥棒の物語がすごく面白かった。
    想像してみたらかなり間抜けな状況ですし。

  • 手を握る泥棒の物語が好き。
    未来予報は乙一らしさない感じした。

  • 『未来予報』
    可もなく不可もなく
    『手を握る泥棒の物語』
    え~、泥棒???
    と思ったのだけれど、面白かった!
    『フィルムの中の少女』
    リング、らせんっぽい!
    でも、そんなに怖いものではなかったです。
    『失はれた物語』
    こういう、肉塊になった人の映画が、昔あった。
    “ジョニーは戦場に行った”…だったっけ?

    全体的に、どぎつくない乙一、せつない乙一でした。
    ★は、3.5くらい。

  • 「手を握る泥棒の物語」
    ラストは別にどうでもいいが、上手く途中騙されました。
    「フィルムの中の少女」
    怖いと思いっていたが切ないなー。
    「失はれた物語」
    参った…この短編は!
    苦しい。。どうすることもできない気持ち。
    終盤、泣かないが…ヤバい状態が続いていた。
    伴侶か...大切…だな。

  • 【本の内容】
    「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。

    それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。

    しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。

    ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。

    他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    この季節になると「自分が生きていることに意味があるのか?」と、時折考えてしまいます。

    でもそれは簡単に答えが出る問題ではないから、鬱々とした気持ちのまま、ひたすら沈み込む羽目になってしまう……。

    そんなとき、ぜひオススメしたいのが、乙一さんの傑作短編集『さみしさの周波数』です!

    04年に犬童一新監督でネットドラマ化された「手を握る泥棒の物語」を含む4つの物語の中には、きっとあなたと同じように苦悩する主人公がいます。

    そして、心の底から聞きたいと切に望んでいた“言葉”に出合うことができるはず。

    何度読んでもその感動は色褪せず、読み終えるたびに救われた気持ちになる1冊です。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 未来予報 あした、晴れればいい、手を握る泥棒の物語、フィルムの中の少女、失はれた物語、4編

  • 未来には不安が待ち構えている。過去には後悔がたたずんでいる。人生を送るというのは、どんなに難しいことなのだろう――。

    未来を垣間見る能力を持つという同級生の何気ない言葉で変わった関係。すべてが終わり、思い出となった今、改めて思う彼女のこと……『未来予報』
    小金を持った伯母のバッグを失敬しようとした男がつかんだ手。文字通りのちょっとした手違いによって変わる運命……『手を握る泥棒の物語』他2篇。

    封印した、紛失した、奪われたものへの追慕。名前の付かない関係、形にならない願い、叶わなかった思い、見ることのない未来。やり直せない過去。それらのことを考えるときに感じるこころぐるしさ、やるせなさ、胸の底に沈む澱を感じるとき、それを「さみしさ」と呼ぶのではないでしょうか。
    そんなことを考えさせられる短編集。

  • 大好きな本。
    未来予報しかり、ダメな主人公がいとおしい。失われた物語も、小説でこそ伝わるものだと思った。

  • 初乙一本。タイトルと表紙買いで初めて乙一さんを知りました。
    高校生の時のアンニュイな感性にビビッときたのを覚えています。乙一さんの白の本は夜中に自分の部屋のような静かな場所で読むのが好きです。

  • この本は随分前から何かある時に、必ず読んでいます。
    乙一作品では一番好きな本です。

  • やはり…。
    この人の小説はなぜこんなにも私の心の琴線に触れてくるのだろう。

    ひとつひとつの物語は、まったく異なる彩色がなされていて、手法もテーマも異なっている。それなのに、私に伝わるものは同じだった。

    ひとのやさしさ。それも、ある特定の人だけが、ある特定の人にだけ贈るあたたかさ。

    こんなものが、この世の中のあちこちに転がっているのなら…まだ見ぬ私にも、このようなやさしさに触れる可能性がまだ残されているのなら。

    人生は、悪くないかもしれない。そう思わせてくれるストーリー。もっと読みたい。もっともっと、こんなひとのやさしさを拾い集めたい。それが自分に向けられたものではなくても、こんなに救われた気分になれるのなら。

    私もまた、救われたいのだろう。何かに気づいたような心持ちで読了。

  • 静かに部屋で読むとじっくり堪能できる。

    「泥棒」はラブコメで漫画的。だから好き
    「フィルム」は背筋が寒くなった。何とかいい話に落ち着けた感じがする。
    「失はれる物語」は何か胸が苦しくなるねぇ。自分が妻だったら、夫だったら、どんな選択をするんだろう。
    愛する気持ちは嘘じゃないけど、重荷なのも本当。

  • 「さみしさの周波数」というタイトルを冠しているけれど、
    今まで読んだ乙一作品は表題作が含まれていたから、
    そのタイトルの作品は収録されていないことがとても不思議。

    収録された4篇のうち2篇が未読だったので、
    未知の乙一作品を読むことができるという喜びに浸れた。

    「未来予報」では、そうではない別の姿=パラレルワールドの
    可能性もあったのだろう、と切なくなり、
    「フィルムの中の少女」では黒乙一か? と思わせておきながらの
    後半には悲しみを超えていく物語に。

    同じく角川スニーカー文庫から出ている他の2冊にも、
    未読の作品あるかもしれないし、手に取ってみよう。

  • レビューは後日。

  • 乙一さんはほんとうにめちゃすき!!

    失われる物語がいちばんすきです

    あれは切ないな

  • 短編4篇収録。うち2篇は既読なんで、未来予報とフィルムの中の少女の感想。

    期待が大きすぎたのかもしれないけどその割には・・って感じ。
    未来予報のほうが好みかな?予知能力というのが微妙で結果的に似たようなことになれば当たりということなのか?幾つもの不確定な未来を選択しながら生きてるということなんだろうけど、病院のシーンでは気づかなかったのだろうか?ちょっと(かなり)疑問。

    フィルムの中の少女の少女は湊かなえチックな文体がどうもあわなくてダメ。結末もいまいち腑に落ちない。

    他2篇はまぁまぁなんで読んでいない人にはいいかも?

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さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)の作品紹介

「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…"未来予報"。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう"手を握る泥棒の物語"。他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

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