GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)
- KADOKAWA (2010年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281113
感想・レビュー・書評
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「ゴシック」と名乗るくらいだから、これは登場させなきゃね、というモチーフと言えるでしょう、ということで、ファンタスマゴリア(幻灯機)が登場。
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物語の一つが終わり、始まる。
なので、謎が残っているので評価しにくい。
二人のやり取りは定形化している。もう少しハネてもいいかも。 -
2016.2.21 読了
ヴィクトリカの母、コルデリアやっと登場。
”ぼくのヴィクトリカ”って名言が飛び出したのと同様、《ただ1人の男と出会うために生まれてきたということじゃだめなのかな》的な言葉にどーーんとやられてしまった。
一弥くん天然なのかなんなのか、無意識に出る言葉がすごい。
絆を感じれた巻だった。
ほんと、この巻で物語が深く迫っていくのでこれから先、読み進めるのが楽しみであり、不安でもあり。。 -
ブロワ侯爵によって、リトアニアにある修道院「ベルゼブブの頭蓋」に連れて行かれたヴィクトリカを追って、一弥は汽車でリトアニアに向かい、ヴィクトリカとの再会を果たします。
このベルゼブブの頭蓋は、1914年にソヴュールの科学アカデミーの主催者ジュピター・ロジェが、幻灯機を使ってドイツ空軍を破った「滂沱の聖母マリア作戦」がおこなわれた場所だったのです。そして「名もなき村」から「形見箱」と呼ばれる小箱を持ち出した奇術師のブライアン・ロスコーが、この地に形見箱を隠したのでした。
そしてこの日の夜、ベルゼブブの頭蓋で「ファンタスマゴリアの夜会」が開催されます。ところが、幻灯機を使った奇術の最中に、死者が出てしまいます。夜会は中止されますが、さらに2人目の犠牲者が出てしまいます。この2つの事件は、ソヴュール王国のオカルト省と科学アカデミーの対立が絡んでいたことが、やがて明らかになります。
その夜、一弥はヴィクトリカと同じ長い金髪の女性に出会います。彼女は、ブライアン・ロスコーが隠した形見箱を回収に来た、ヴィクトリカの母コルデリア・ギャロでした。彼女は一弥に、「母は変わらず、小さな娘を愛している」という伝言を残して去っていきます。
ヴィクトリカをめぐるオカルト・サイドと科学サイドとの抗争地図がかなり明らかにされる巻で、シリーズの中では重要なエピソードになるのですが、この巻のストーリー自体は他の巻と比べると少し退屈に感じました。明確なクライマックスが張られていないので、今一つ盛り上がりに欠ける印象です。 -
ヴィクトリカが遠い修道院に幽閉され、それを迎えに行く久城一弥という大まかな流れ。
今回は、話の流れ以上にトリックの伏線がばら撒かれ、
「推測して読む」というのが比較的やりやすかったな。
とはいえ、シリーズ全体としての話の展開はまだ掴めないけれど。
ヴィクトリカと一弥の絆が深まった用で、
この幼き2人の成長と発展に期待。 -
なるほど、ここから過去の物語と繋がっていくわけだ