GOSICKs III ゴシックエス・秋の花の思い出 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281144

作品紹介・あらすじ

闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい-静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆-直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。

感想・レビュー・書評

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  • 熱で休養中のヴィクトリカのところへ、久城が花と物語を届ける。

  • ほんとにGothic大好き⋯

  • 恥ずかしがり屋のヴィクトリカと生真面目な一弥の、小さな日常のひとコマがかわいらしい。花と花言葉を題材にした一途なストーリーも好い。特にエーデルワイスが好きやな。

  • 本編ⅥとⅦのあいだにあたる。
    久城が図書館で見つけてきた、花にまつわる”不思議な”逸話を解きほぐす、という形式で語られる。
    古き良き安楽椅子探偵ものといった趣で、そんなに驚くような展開はなかったけれど、それなりに楽しめた。

  • 個人用読書メモ



    ・オールドマスカレード号から帰還して、ヴィクトリカが静養している時のお話。
    ・花や食べ物にまつわる不思議な御伽噺の謎を、ヴィクトリカが解いていく。
    ・次の嵐が吹き荒れる前の、静かな時間。

  • GOSICKS3
    次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい
    ぐじゃっと風邪をひいたヴィクトリカ。お見舞いにお花と本を持っていく久城。
    久城が語る男女にまつわる物語をきいて推理し言語化するヴィクトリカ。ふたりの関係が密ってくる気配。
    最後の章のみ、母コルデリアと赤毛のブライアンが出てくる。不穏な前途が見える。
    ちなみにコルデリアは娘と違って身体能力が高い。

  • ずっと放置してた続きを読書再開。
    今回は短編集。お花に因んだお話の真実をヴィクトリカが解説。エーデルワイスはピンときたがね(笑)

  • 今回の短編はすべて花にまつわる男女の不思議な話。
    体調を崩してしまったヴィクトリカのために、一弥が本と花を持っていき、物語を読み聞かせてあげる姿はなんとも微笑ましい。また、一弥からもらった花をこっそりと大事にしているヴィクトリカもかわいい。
    一見すると、謎などないような物語からヴィクトリカが謎を見つけて解き明かしていく。すると、物語は違った展開になる。なかなか変わった趣向で読んでいて楽しかった。
    GOSICKsの本編に付随した短編集なので、さらっと読めてしまうところが良い。いつものことながら、最後は本編の続きを匂わせる終わり方になっているので、自然と次を読みたくなってしまう。

  • 再読。ちょっと変わった趣向です。久城が花と本を手にヴィクトリカを訪ねて読み聞かせ、ヴィクトリカが謎を解く。花の贈り物をこっそりと大切そうにするヴィクトリカが可愛らしい。

  • 今回の舞台は図書館ではなく特別寮。
    あの図書館の迷宮階段を想像するが中々上手いビジュアル化が出来ずにいる。アニメは未見なので、その画像をあさってみると迷宮とは言い難い階段が出てくる。イマイチ自分の漠然とではあるが想像しているものとは違うな。もっとこうエッシャーの画のような雰囲気を持ちつつ複雑に絡み合いしかも重厚で落ち着いた感じの階段。
    最近は暇あればそのことを考える日々。
    そりゃ、強度を考えなければ簡単なのだが…。

    本編の持っていたほのぼのしつつどこか陰鬱な雰囲気は感じられず常にほのぼの。
    こんなのもたまにはええね。

  • 薔薇、チューリップ、マンドラゴラ、エーデルワイス、デイジー
    花にまつわるふしぎなお話。

  • 読んでる間、自分の顔が優しくなっている気がするほどホッとする。花を運んでくる男の子とその花を飾る女の子。理想の関係だわね。

  • 自分だけのお姫様のために、毎回違う花を摘んで会いに行くとは。なんともロマンチックだなぁ。これも"花にまつわる謎"のひとつ?

  • 小さな物語を集めた短編集
    しかし、『花』という共通のテーマが存在しており、中々に楽しめた。
    これから起きる事をアニメで多少は理解しているので2人が穏やかな日々を過ごしている事が読んでいて楽しかったな。
    [more]
    短編集は多少は推理しながら読んでいたが一つも当てられなかったな。
    一番、良いと思ったのはエーデルワイスの話だ。花ではないが『幸せの黄色いハンカチ』につながる部分を感じたよ。久城が感じた男の思いも中々によかったよ。

  • 2011-2-6

  • 花とケーキと読書の短篇集、プラスおまけ。

    持って行った花にまつわって本を選んで。
    同じ内容を読んでいるはずなのに、その結論には
    まったく至らないという…主人公と同じ脳内(笑)
    4話ぐらいでした、どういう落ちになるのか
    理解できたのは。

    1話目の薔薇、2話目のチューリップ
    4話目のエーデルワイスはともかく
    3話目のマンドラゴラは…花?

    おまけの英国からの留学生の女の子の話は
    迷走しかしてない思考回路話でした…。
    主人公、ご愁傷様です。

  • 『GOSICKs』Ⅲ 読了。
    GOSICK Ⅵの後の学園生活の話。風邪をひいたヴィクトリカは暇潰しのため一弥に図書館にある本を読んでもらって推理してもらう…その当時かかれていたことを推理をするが花にまつわる内容でロマン溢れてました。

    2016.5.24(1回目)

  • 【あらすじ】
    闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい―静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆―直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。

    【感想】

  • 本編の読み終わったところまでに追いついたぁ。
    暴走列車から逃れて、学園に帰ってきたもののヴィクトリカが熱を出してしまいます。お疲れですよね。
    心配した久城くんがお花とお花にまつわる書物をもってヴィクトリカの様子を見に行きます。歴史のなかに埋もれた花にまつわるミステリ。ヴィクトリカがいつものようにちゃちゃっと解いちゃいます。そしていつものように久城くんあ然です。
    でも2人の静かで穏やかな時間は長く続かないようです。ヴィクトリカの様子をそっと見にくるコルデリアの愛情が深いです。

  • 一弥が、ヴィクトリカのために本を読んであげる。花が沢山出てくる。一弥とヴィクトリカは普通に仲良し。
    アヴリルが会ったのは、コルデリアだよね、そうだよね。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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