彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1511
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044499228

感想・レビュー・書評

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  • 劉輝も秀麗もみんなも格好良くて最大の見せ場の最終巻。納得の一冊。

  • うおー、劉輝主上! 秀麗ちゃん!

    自分の現状と劉輝主上の現状を重ねてしまってすごく泣いた。文庫サイズなので電車で読もう、とか思わなくて良かったと思いました。
    あとリオウくん良い子だ。
    悠舜さまの演技っぷりにも驚かされました。

  • いや、このシリーズは読んで泣いたな……。

  • 戦をしない王様。

    庶民にとってはこれが一番大事。

    劉輝、本当に良い王様に成長してくれて私は嬉しいよ。

    あの方も、裏切り×??回で、実は一番目が離せなかったり。
    (☆家の名に恥じぬ大ウソつきでしたね、この方・・・でも、私は最終的には裏切らないって信じていたよ。いや、たまたま裏の裏の裏の・・・が表になっただけかな?)。

    最後はハッピーエンド。

    本当にこのお話に出会えて良かった。

  • ──読み終わったぁ──…

    大きなため息が出る。
    最終巻の分厚さに慄きつつ、どういう結末になるのかを知りたくてページを繰る手が止まらなかった。
    各所にちりばめた布石を残らず回収し、大団円。

    劉輝は、確かに「最上治」と呼ばれるだけの施政を敷いた。
    それを可能にするだけの素養をしっかりと手のひらに護って。

    劉輝と秀麗は、甘いだけの蜜月とは言えなかったけれど。
    それでも間違うことなく幸せだったのだろうと思える読後感は、むしろそこに多く言及していないからなのかもしれない。

    いつか訪れる別れの寂しさは、霞むような桜吹雪の向こう側に。

  • 8年間続いたシリーズの最終巻。終わるのが嫌で実に一年近く読めずにいました。ラノベなのに恋愛より仕事(官僚)に走るヒロイン秀麗と玉座から逃げたくて仕方ない王様劉輝の怒涛の青春活劇。これがデビュー作のため、設定は齟齬だらけ、文章は勢いだけ。なのに愛すべき登場人物が精一杯生きてくれて、読後感は常に爽快。「できないかもしれないからって何もやらない理由にはならないわ」最後まで男前発言を連発する秀麗に、星を削る余地なしです。私の中では『風の大陸』も『十二国記』も越えた気が。『銀河英雄伝説』には負けるけど。

    • 春夏秋冬もちさん
      わかります!私も終わるのが嫌でずっと読まなくて、つい最近読み終わりました笑
      わかります!私も終わるのが嫌でずっと読まなくて、つい最近読み終わりました笑
      2012/06/11
  • 長かった。
    人名が多く覚えるのが大変だったが、純粋にはらはらどきどき楽しめた。この最終巻は王の出番が多くてよかった!!!!
    雪乃さんの新作楽しみですね♪♪♪

  • 夜を徹して一気に読んでしまった。読み終わったのが、朝7時。窓から差し込む朝日の光が、清々しい物語の終わりにぴったりだと感じた。月並みの言い方だけど「明けない夜はない」んだよね、とかふと思った。

    最終巻は本当に泣いて泣いて泣きまくった。それは、もうこの物語の続きを読むことはできないんだ、という寂しさも含まれていたと思う。

    いつから読み始めたか正確には覚えていないけど、長い、長い時が経た。自分の学生生活と共にあった本でした。ちょうどこの春、大学を卒業します。

    これから、たぶん1巻から読み直すことはなくても、実在しない、それもラノベの中の登場人物だけどーー秀麗と劉輝の生き方をたまに思い出すと思う。
    「生きる」ってことを考えさせられました。

    ご都合主義だと思う箇所はいくつかあったが(特に結末)、そんなことはどうでもいいと思える一人一人の輝きがあった。特に劉輝。初回からの劉輝らしさは損なうことなく、でも確かに変わった。

    雪乃先生、広げに広げた話を多少強引であっても、しっかりとまとめてくださりありがとうございました。

    清雅、黎深、龍蓮、リオウ達の外伝、お待ちしてますw

  • ……頑張ったねぇ秀麗(T_T)
    劉輝も、王様になったねぇ(T_T)
    ……感動しつつ、デビュー作で8年かけた雪乃紗衣が、次にどうなるのか、期待と不安が半々に。

    カバーイラスト / 由羅 カイリ
    デザイン / 角川書店装丁室

  • これで良かったと言えば良かったし、物足りないと言えば物足りない。
    ざっくり流されたエピソードも多かったので、外伝が欲しい気もするし、蛇足な気もする。
    そういえば双龍とかの伏線ってどこかに活かされてた?自分が見落としただけ?

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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