シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫 73-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550233

感想・レビュー・書評

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  • 作品はあくまでも作品であることに気づけなかった今巻のキースと、前巻のアンがかぶりますね。作中で何度かキースの育ちのよさについて言及されていますが、二人の勝負の結果をわけたのは、経験の差なのでしょう。アンは前の仕事の失敗をきちんとふまえて、王家についてしっかり研究してきていましたし。

    手を焼かれそうになるところなんか、読んでいて、ヒロインのアンがかわいそうになってしまいましたが、やられた分、砂糖菓子職人としてきっちりお返しするところなどは、毎回気持ちいいです。今回ジョナスも、アンとの関わりのなかで少し変化をみせたような気がします。

  • 毎回アンへの仕打ちにイライラ。シャルがデレてきていい感じだなぁと思ったら…!ちょ…早く次の巻!

  • アンのがんばる姿がいい。

    シャルの分かりにくい愛情がいい。

    ミスリルのストレートな感情がいい。

    アンが銀砂糖師になれるかどうかの巻。

    この巻を読んだら、次を読まずにはいられません。

  • ジョナス。悪いやつだけど、心底まで腐っていないのに人間臭さを感じました。「怖かった」のではなくって、それはひとつの「勇気」だと思います。でもあの展開、次巻が楽しみです。

  • 再読中。
    銀砂糖師になれたものの、シャルが!?
    シャル、アンが好きなのに気付かないなんて可愛いなぁ(笑)

  • 読み直し計画3冊目。

    親とか兄弟とかがなにか結果を残すと大変だな、と。本人そっちのけで周りが勝手に期待したり失望したり。他人だからこその無責任さというか。
    自分には出来ない、たどり着けないから代わりに託したい気持ちもわからなくはないけれど押し付けられる身としてはたまったもんじゃないと思う。

    女の子が男社会で生きていくことの大変さもなにか胸に来るものがある。

  • 毎年一人ではなくて、人数を決めずに称号を与えていれば
    ラドクリフ工房の若者たちみたいな人は出なかったんじゃないかな。
    なんて思ってしまうくらい、若者たちがひどい。。。
    幸運のお菓子を作る事を目指す人々があんな人達ってどうなの?

    なんて思いつつも楽しんだ3巻。

    何よりシャルの心の動きが楽しくて仕方なかった。
    離れていたくなかったのは、俺の方か、、
    そんな台詞が浮かぶようになったなんて、成長したな(笑)と。

    そしてキャットさん☆ずっと出てほしいと思うくらい素敵なキャラ。

    人の妖精に対する態度と、ブリジットと去っていくシャルへの
    悲しさと、きれいな人(妖精)はきれいな人で大変だと思いつつ
    次巻がはずせないと思える巻でした。

  • 砂糖林檎3巻!
    みなさま言われてますが、わたしも今までの流れ的に彼が黒だと思ってました…すみません…。
    ジョナスはやっぱり、へたれですね!

    アンにとっては銀砂糖師になるという、ひとつのターニングポイントです。
    そしてラストォォォ!!!!!うわあああああああ!!!!!

  • 次へ続くんですね?そうなんですね!?みたいな感じです。次が楽しみです

  • 前巻までが前巻だったのでキースのことをすごい疑いの眼差しで見てしまいました。しかし悪役の描き方の容赦なさは相変わらずです。そしてすごい引きで終わってる……これは続きが気になります。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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