時の果てのフェブラリー: 赤方偏移世界 (角川スニーカー文庫 601-2)
- KADOKAWA (1989年12月1日発売)
本棚登録 : 32人
感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044601027
感想・レビュー・書評
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二十数年ぶりの再読。思えばこの作品を手にした事がSFを読み始めるきっかけのひとつだったかもしれません。初めて触れるハリウッド映画のようなシチュエーションのハードSF、それなのにやたらとタフなおじさんではなく、11歳の女の子が主人公。おかげで当時はまだ少女と呼べた私は深く感情移入して、最後の一行を読み終えた時は感動でしばらく放心したものです。今回、読み返してもその感覚は変わりませんでした。あとがきで今では通報されそうな勢いのロリコンカミングアウトをする作者が余韻を消し去ってくれるのですが、それもまた潔し。
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