STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫 ん 2-1-2)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年10月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044748531
作品紹介・あらすじ
「紅莉栖、俺が贈るフォークでも…ダメか?」「あ、あ、あ、あ…、お、お、岡部ッッ!?」夢にまで岡部が出るようになってしまった紅莉栖。「何で、あんな面倒なのに惚れた?」と自分を責めながらも、彼から目を離すことができない。その岡部は、Dメールによる世界線移動後も、改変前の記憶が消えずにいた。紅莉栖は、人間の記憶データを過去に送れるのではないかと考えて…。デレ成分大増量で贈る大ヒットアニメノベライズ、第2弾。
感想・レビュー・書評
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紅莉栖視点のシュタゲ2巻。やっぱりシュタゲは面白いな。この本自体も原作やアニメの雰囲気を壊すことなく作られてるので良いです。
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目からウロコ。
SFものもきちんと力いれて読めば、とても心躍るジャンルだな。私みたいなのにも読んでもらうために、いろいろ細かいとこで面白く書く、ってのは大変だろうけど。やはり正直、古典SFには触手は動かないし。 -
メインヒロインである牧瀬紅莉栖から見た
シュタインズゲートの第2巻。
岡部が登場人物たちの切なる想いを踏み越えて、
己の信念のためただひたすらに世界線を飛び越えるのが
物語の根幹だったわけで
複数ある世界線のひとつでしか活動できない紅莉栖視点では
中盤以降の動きが乏しくやや窮屈な印象を受けざるを得ないかな。
それでも紅莉栖の心の動きは機敏に繊細で
特にマイフォークのくだりなどは、
よく掘り下げたなあと感心した。
本家とは全く似て非なる作品ですが、補完作品としては上々でした。
元々このシュタインズゲートのシナリオは、
岡部のお節介で鈴羽がオフ会で父親に会えなくなるなど
細かな因果律が良く表現できていると思う。
しかし
まさかクリスティーナがこんなにも早い時点で
岡部のことが好きだったとは(゚Д゚; -
2012/05/23
【好き】アニメ版シュタインズゲートを紅莉栖視点で進行させる小説、第2巻。 紅莉栖が恋を自覚してからのデレというか壊れ具合に笑わされたり癒されたりするが、やっぱりこのシュタインズゲートの世界観もシリアスだなと思う。 この巻を読みながらずっと気になっていたのは、今進んでいる話の世界線はどこなんだろう?ということ。 13日にタイムリープマシンが完成したあと、岡部がタイムリープしてきて「俺の願いを聞いてくれ」と13日以降に経験してきたすべてを語り出したところで、ロト6のDメールを送った世界線(戻ってきた方)だったのかと思ったけれども、その世界線ではラボメンになっていない人もいるよな…人間関係は同じような感じに補完されてるのかな? それとも本編では知らないうちに世界線を移動していたことになっているのかな? でも、るかはるかくんと呼ばれていたから♂だよな?ということは…世界線はずっと固定されてたのかな? あと、岡部の語りを聞いている紅莉栖が今いる世界線数値を認識してるのは何故だろう? ダイバージェンスメーターは手元に無いんじゃなかったっけ? うーーん、理解が追い付かないなぁ。 とりあえずこの巻では、鈴羽がジョンタイターは自分だと名乗る所まで。 紅莉栖視点なので、ロト6以降のDメールやタイムリープの場面や他の世界線はどう描かれるのかな、と思っていたら岡部の回想で語られるわけか…なるほど…ちょっと失速感を感じたのは気のせいだと思いたい。 -
1巻まで読んでずっと2巻を積んでいてさっき読み終わり。
紅莉栖の視点から、シュタゲのストーリーを進めていくのだが意外と早い段階で心の中では岡部にデレっていたり、本編では描写されなかった中鉢に対する思いが描かれていて面白かった。
ただ、
ただ、
後半の話にはやっぱり無理が生じる。
リーディングシュタイナーを持たない紅莉栖なので、
岡部が電話をとった瞬間に、様子がおかしくなる。というのはうなずける。
その後、別の世界線の紅莉栖と岡部の会話や細かな描写も、岡部から伝聞した形で詳細が書かれているのだが、他の世界線でも色々なドラマがあるので、それを全て一つの世界線の紅莉栖経由で描写されるのは違和感がある。
3巻はまだ読んでいないのだが、おそらくこのペースだと更に、岡部経由の紅莉栖経由で物語が進んでいくとなると、更にややこしくなりそだ・・・。