STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫 ん 2-1-2)

著者 :
制作 : 5pb.×ニトロプラス 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.74
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本棚登録 : 272
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044748531

作品紹介・あらすじ

「紅莉栖、俺が贈るフォークでも…ダメか?」「あ、あ、あ、あ…、お、お、岡部ッッ!?」夢にまで岡部が出るようになってしまった紅莉栖。「何で、あんな面倒なのに惚れた?」と自分を責めながらも、彼から目を離すことができない。その岡部は、Dメールによる世界線移動後も、改変前の記憶が消えずにいた。紅莉栖は、人間の記憶データを過去に送れるのではないかと考えて…。デレ成分大増量で贈る大ヒットアニメノベライズ、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 紅莉栖視点のシュタゲ2巻。やっぱりシュタゲは面白いな。この本自体も原作やアニメの雰囲気を壊すことなく作られてるので良いです。

  • ネタバレ アニメーション「STEINS;GATE」を牧瀬紅莉栖視点で描くノベライズ第2巻。◆ついに、あの事件が、中盤(いやシュタインズ・ゲート全体)の最大の山に差し掛かる。本来なら直接体験していないクリスから描くのは難しいところだが、恋しい倫太郎を見つめ、気付きに至るという見せ方の妙は感じ取れる。もう少し、倫太郎の表情や言動、会話の息づかいのようなものをこまめに描いても良かったようには思うけれど…。

  • 紅莉栖視点でのアニメ版ノベライズ2巻。物語は、紅莉栖が岡部への恋心を自覚してから、タイムリープマシンが完成し、岡部がまゆりを救うため何度もタイムリープするところまで。原作ゲームではADVならではの特性を生かしてセーブ&ロードで様々な世界を体験するが、本作ではきれいに一本道に練り直している。紅莉栖視点というところもあり、世界線の移動を感知できない紅莉栖の主観が分かるところが良い。穏やかな日常が去り、ラウンダーに狙われまゆりが殺される悪夢の一夜から、岡部には地獄の責め苦が続く。まゆりを助けたい。ただその一心で、誰にも言わずに岡部はタイムリープを繰り返す。まゆりが死ぬ。タイムリープする。まゆりが死ぬ。タイムリープする。またまゆりが死ぬ。タイムリープする……どれだけの信念を持てば諦めずにいられるのか。牧瀬紅莉栖という心強い味方ができた。未来人の見識も得た。さあ、まゆりを救いだそう。ストーリーと結末を知っていても身震いする。

  • クリスが壊れた(笑)。

    薄かったので、まさかクリスが己の恋心を自覚して一人七転八倒四苦八苦しているだけで終わるのかと思ってしまいましたが、最後にシリアス展開が始まりました。
    記憶が無い以上、全部オカリンから聞いた話という形になるのだろうけれど、最終的にはタイムリープしてきたオカリンとの会話も無かったことになるんじゃないの…?その辺りをクリス視点でどう描くのか楽しみです。

  • 目からウロコ。
    SFものもきちんと力いれて読めば、とても心躍るジャンルだな。私みたいなのにも読んでもらうために、いろいろ細かいとこで面白く書く、ってのは大変だろうけど。やはり正直、古典SFには触手は動かないし。

  • 記憶を電子データ化し、36byteに圧縮してDメールで送信し、過去の自分に未来の記憶を与える。
    岡部以外は、世界線が変わったことを認知できない。岡部は変わった世界線でまゆりの死を見て、実験の中止を宣言する。
    孤独の岡部を信じたのは、牧瀬紅莉栖のキーワード"マイフォーク"。
    そしてジョン・タイター=阿万音鈴羽が告げるダイバージェンス1%を超える変化によりβ世界線へ移行しないとまゆりの死を避けられないこと。

  • メインヒロインである牧瀬紅莉栖から見た
    シュタインズゲートの第2巻。

    岡部が登場人物たちの切なる想いを踏み越えて、
    己の信念のためただひたすらに世界線を飛び越えるのが
    物語の根幹だったわけで
    複数ある世界線のひとつでしか活動できない紅莉栖視点では
    中盤以降の動きが乏しくやや窮屈な印象を受けざるを得ないかな。

    それでも紅莉栖の心の動きは機敏に繊細で
    特にマイフォークのくだりなどは、
    よく掘り下げたなあと感心した。
    本家とは全く似て非なる作品ですが、補完作品としては上々でした。

    元々このシュタインズゲートのシナリオは、
    岡部のお節介で鈴羽がオフ会で父親に会えなくなるなど
    細かな因果律が良く表現できていると思う。

    しかし
    まさかクリスティーナがこんなにも早い時点で
    岡部のことが好きだったとは(゚Д゚;

  • アニメ版のシュタゲをクリスティーナ視点でノベライズした作品.
    時々クリスティーナが恋する乙女になりますよ.

    避けられないまゆしぃの死.
    繰り返すタイムリープ.
    精神を磨り減らしていく鳳凰院凶真,いや,岡部.
    そしてバイト戦士.
    「あたしは……,2036年から来たんだ」
    「あたしがタイムトラベラー……。ジョン・タイターだよ」

    いやー,( ・∀・) イイネ!
    また時間できたらゲームを最初からやろうかしらあしら.

  • 2012/05/23
    【好き】アニメ版シュタインズゲートを紅莉栖視点で進行させる小説、第2巻。 紅莉栖が恋を自覚してからのデレというか壊れ具合に笑わされたり癒されたりするが、やっぱりこのシュタインズゲートの世界観もシリアスだなと思う。 この巻を読みながらずっと気になっていたのは、今進んでいる話の世界線はどこなんだろう?ということ。 13日にタイムリープマシンが完成したあと、岡部がタイムリープしてきて「俺の願いを聞いてくれ」と13日以降に経験してきたすべてを語り出したところで、ロト6のDメールを送った世界線(戻ってきた方)だったのかと思ったけれども、その世界線ではラボメンになっていない人もいるよな…人間関係は同じような感じに補完されてるのかな? それとも本編では知らないうちに世界線を移動していたことになっているのかな? でも、るかはるかくんと呼ばれていたから♂だよな?ということは…世界線はずっと固定されてたのかな? あと、岡部の語りを聞いている紅莉栖が今いる世界線数値を認識してるのは何故だろう? ダイバージェンスメーターは手元に無いんじゃなかったっけ? うーーん、理解が追い付かないなぁ。 とりあえずこの巻では、鈴羽がジョンタイターは自分だと名乗る所まで。 紅莉栖視点なので、ロト6以降のDメールやタイムリープの場面や他の世界線はどう描かれるのかな、と思っていたら岡部の回想で語られるわけか…なるほど…ちょっと失速感を感じたのは気のせいだと思いたい。

  • 1巻まで読んでずっと2巻を積んでいてさっき読み終わり。
    紅莉栖の視点から、シュタゲのストーリーを進めていくのだが意外と早い段階で心の中では岡部にデレっていたり、本編では描写されなかった中鉢に対する思いが描かれていて面白かった。

    ただ、
    ただ、
    後半の話にはやっぱり無理が生じる。

    リーディングシュタイナーを持たない紅莉栖なので、
    岡部が電話をとった瞬間に、様子がおかしくなる。というのはうなずける。
    その後、別の世界線の紅莉栖と岡部の会話や細かな描写も、岡部から伝聞した形で詳細が書かれているのだが、他の世界線でも色々なドラマがあるので、それを全て一つの世界線の紅莉栖経由で描写されるのは違和感がある。

    3巻はまだ読んでいないのだが、おそらくこのペースだと更に、岡部経由の紅莉栖経由で物語が進んでいくとなると、更にややこしくなりそだ・・・。

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