大人のための書く全技術

著者 :
  • KADOKAWA
3.31
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本棚登録 : 251
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046012333

感想・レビュー・書評

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  •  本書は「書く」ことに関する事項を網羅的に紹介してくれます。このような書籍は書くテクニックが淡々と紹介される印象でしたが本書は一味違いました。最初に書く力が必要な理由を説明し、その次に文章のフォーマットの作成法を説明します。書くテクニック事態は本書の半分くらいの分量でしか紹介されていません。

     その理由は筆者が思う書く力をつける最善策が良い文章に触れることであるためです。なので、本書の3割くらいは筆者お勧めの本が紹介されています。ただのレビューでなく、文章のプロが最高の文章がなぜ最高なのかを紹介してくれます。

     なかなかボリューミーな内容でしたが文章自体が洗礼されているのですらすら読み進められました。

  • 読書のしかたの本を読んだので、次は書き方だー!
    と手に取ったのが「大人のための書く全技術」(齋藤孝/KADOKAWA)。

    本書は、「書く全技術」と題されているが、たとえばビジネス用のメールを書くとして、書き出しはこう書きましょう、終わりはこう結びましょう、という具体的な文例が載っている訳ではなく、書くとはどういう事かとか、心構えなどが主に書かれている。

  • 図書館本。 「読書の全技術」とセットで読みました。全体的にビジネス文を中心とした技術が多いです。小説やエッセイを書く際に役立つ技術も載っていますが、基本的には社会人としての文章力を鍛える本です。書くことに興味を持っている人にお勧めな本なので、専門的な細かい技術を学びたい人には物足りないかも。こうした本の感想レビューもまさに書くことなので、読メってうまく利用すれば読書の技術だけじゃなくて、書く力も養える素晴らしいサイトだと再確認。今年は読メだけじゃなくて、他でも文章を書く習慣をつけようと決意した。

  • 「大人のための」とあるが、本書はむしろ大人に足を踏み入れたばかりの、社会人1年目に向けた教科書的な内容になっているように感じた。

    ビジネスにおける文章力の必要性と鍛え方が全編を通して語られていて、「どのような文章を書く人と仕事をしたいか」という目線が主になっている。

    社会人歴が長くなった私には新しい発見は少なかったが『読むという行為は、先人の心の奥底にある思考や心理というものをこちらの身に引き受けるという行為であり(以下略)』という部分は大いに共感した。

  • 本の大元のテーマとは離れるけれど、企画書作成についての記述が胸に刺さりました。

    「どこから突っ込まれてもちゃんと答えられるようにリスクを予測して、その対策も打つ。ディフェンス力のある企画書を作り上げる」

    「ディフェンス力」がある企画書の作成を、今後意識して行きたい。(いつも脇が甘いので…)

  • いくら読書しても自分の語彙力が全く上がらない。そう思ってた。本書を読んで当然だった。1000冊読んで初めて変化するのだから。読書の効果は即効性がないので、書くが変わるまで読書を続けたい。

  • 連絡はなんでもメールやLINE、SNSで発信したり情報を受け取ったりするのが当たり前の時代、読むことと書くことは必要不可欠な技術。
    美しい文章には憧れる。
    理路整然としていて簡潔で、すっと頭に入ってくる文が書けるようになりたいなあ。

    美しい英文を読むと日本語も美しくなる、というのは不思議に思うけれど、そういうものなのかな。無駄がない文になるということか

    ブックリスト40冊は見るだけでわくわくする。参考にしたい。

  • まあまあ

  • 齋藤先生の常で、きれいに整理されて書いてあるけれども、この本でしか得られない、という情報はほとんどない。

  • 蔵書
    電子書籍

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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