世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史
- KADOKAWA (2018年2月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046022271
感想・レビュー・書評
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自分の国の歴史なんだから、学ばなきゃ、という気持ちはあるものの、日本史って、よくわからないという感じがあって、大学入試でも日本史は選択してないし、今ひとつ、不得意な分野。
とはいえ、やっぱあ、日本って、どうしてこんなふうになってんだろう?と思うことが最近多くて、なんか入門書ないかなと探していて発見。
世界史という視座、つまり中国や朝鮮との国際関係、そして、西欧諸国との国際関係のなかで、日本という国のポジショニングとダイナミクスとして日本の歴史を語っていて、なんかやっと腑に落ちた感をもった。
従来の日本史が私にとって面白くなかったのは、この辺の国際的な文脈が軽い前提条件としてでしかでてこなかったからなんだなあと思った。
これは、先日、読んだ「世界史とつなげて学ぶ中国全史」と共通していて、世界史のなかでの中国、中国との関係のなかでの日本という感じで理解するとほんと見えてくるところあるな〜。。。
で、たまたま読んだ2つの本が、なぜか近世くらいまでの記述でおわって、現代史に入るまえに終わってしまうのも、共通している。その辺は、読んだ人が委ねられているんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史が苦手なので読んでみた、興味深かった
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期待してたほど面白くない。
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世界とつなげて日本史を学ぶには良い。当時の政策が、そうせざるを得なかった理由がそれなりにあることが分かる。内容が明治維新くらいまでだったので、近代の話もあると良かった。
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オーディブル
結構難しい -
オーディブルにて。近代あたりまでカバーされていてほしかったところであるがボリューム的に困難か。
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ポイントが絞られており、理解しやすい。スイスイ読める。事実が客観的に述べられている。いわゆる教科書の内容ではない。高校の歴史総合?新たに新設される予定?この著書が教科書として使用されても面白いかもしれない。特に著書の後半、安土桃山時代から鎖国までの流れが圧巻だ。スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスと日本の歴史が見事に結びつけられ、日本史の出来事についても、なるほど!と納得できる。ただ、中盤の中世の内容は、個人的に少ししんどかった。
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茂木先生のユーチューブで日本史、世界史を勉強中。
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読了。
装丁が超絶チープなので、如何にもよくある歴史本っぽいのだが(池上彰とか佐藤優が乱造するアレ)、これはめちゃめちゃ価値ある良書。
確かに学校で教える世界史って、実質、ヨーロッパ史に中国史くっ付けて、周辺地域を数ページ乗っけて並走させ、最後その上に近現代史を乗っけるだけで、所謂世界の動きを俯瞰的に時系列化した「世界史」ではない。日本史に至っては、黒船が来るまでw、世界の動きとほぼ隔絶した学問になっている。
実際の日本は、ずーっと昔から世界の動静の中で、翻弄もされつつ、敏感に情報を収集しながら、苦心してバランスを取ってきた訳で、古の為政者たちの苦悩がより詳らかになる納得の一冊。 -
面白い。
日本史も、世界史の中で語られると、こんなに
ダイナミックなんだな。
でも、世界史の知識がないので、
世界史学んでから、また再読したい