世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046022271

感想・レビュー・書評

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  • 「グローバリスト商人vs.ナショナリスト農民」という日本史。

  • 日本史の授業だと、日本の中の関係性の中だけで理屈が作られてる感じで、あまり納得できなかったのだけど、この本を読んで合点がいきました。
    古代から人々は世界の情勢を見て選択をされて来たのだなと。

  • 日本神話では、九州から大和へむかう神武東征の際に、八咫烏が道案内した

    国譲り神話では、アマテラスがオオクニヌシに使者を送り、葦原中国の統治権を譲れと条件をだす。国を譲るかわりに出雲大社を造成した

    大神神社 三輪山そのものを御神体として祀る 創建は第十代崇神天皇

    伊勢神宮 式年遷宮 20年毎に神殿を建て替え
    出雲大社 60年毎

    三種の神器のうち、八咫鏡(ヤタノカガミ)は伊勢神宮、草薙剣(クサナギノツルギ)は愛知県の熱田神社 八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)は宮中にあるのがオリジナル

    壇ノ浦の戦いに敗れた時、幼帝とともに神器は海中へ没したが、それは形代(模造品)といわれる

    東京駅大手町1丁目 将門の首塚がある

    島根県の石見銀山 17世紀には世界の1/3の銀を産出した 山口を拠点とする大内氏が銀山を開発させた

    ポルトガル商人は日本へ鉄砲や中国の絹を輸出し、銀を獲得しようとした 種子島への鉄砲伝来は起こるべくしておこった

    1494 トリデシリャス条約 大西洋の真ん中に分界線を設定し、西側の新大陸をスペイン、東側のアフリカとアジアをポルトガルの勢力圏とすることで合意

    アフリカを南下したボルトガル商人は現地の国々に鉄砲をうりつけた。武装した沿岸職は内陸諸国と戦争。大量の捕虜を獲得するとポルトガル商人に奴隷として売却した 白人が奴隷狩りをしたのでなく、黒人国家が積極的に奴隷狩りをした

    本能寺の隣にはイエズス会が建てた南蛮寺があり、また光秀の娘の細川ガラシャは後に洗礼してキリシタンとなった。イエズス会と光秀の間には何らかの謀議が成立した可能性がある

    島津義久を平定するため秀吉は九州に遠征 その時長崎が教会領としてイエズス会に寄進され、日本人奴隷が輸出されていることを知る。 バテレン追放につながる

    フェリペ2世がイギリス制圧のために派遣した130隻の無敵艦隊(アルマダインヴィンシブル)はドーバー海峡で英海軍に迎撃され壊滅 英海軍の指揮をとったのが、スペイン植民地を荒らし回っていた海賊のボスであるフランシルドレーク

    アダムス 三浦按針
    ヤン・ヨーステン 八重洲の語源

    スペイン艦隊 近接戦法 短射程のカノン砲
    イギリス艦隊 超射程のカルバリン砲
    カルバリンはラテン語でコブラ

    ポルトガル本国でスペインへ独立運動がおおっていて、島原の乱へ派兵の余裕がなかった

    ポルトガル人が去った出島には、平戸からオランダ商館が移され、ほそぼそと貿易を続けた。東南アジアで暴虐の限りをつくしたオランダ人が、長崎にくるとおとなしくなり、オランダ商館長は毎年、江戸まで出向いて将軍のご機嫌を伺い、幕府に国際情勢に関する報告書を提出していた


    鎖国という重武装中立というシステム

  • タイトル通りに、つながってる、学んでるって感じた。
    学校の歴史の授業って『学ぶ』よりは『覚える』って感覚が強かった。本書を読んで歴史を学ぶ面白さがわかった。
    歴史の授業って例えば、文章の中に出てくる「風が吹けば桶屋が儲かる」って言葉をただ覚えるといったイメージである。本書では桶屋がどういったものかと、どうして儲かると言われたのかを教えてもらえた感じである。
    ちゃんとなぜがあって、読んでいて腑に落ちたって感覚があった。授業の歴史ではなぜを持てなかったからつまらなかったのだなと思った。
    30もとっくに過ぎた今更ながら、歴史って面白い。

  • 日本人がどこから来たのか辺りは興味津々で読んだのですが、平安時代辺りは素養が無くて読んでも読んでも身にならず。なかなかページが進みませんが、鎌倉あたりからはスピードアップして一気に読みました。

    教科書には書いてなかった、経済から、軍事面から、世界との繋がりを持ちながらも、日本独自のやり方で生きてきた事がわかりました。

    江戸時代なぜオランダなのか?ポルトガルやスペインではないのか?なぜ鎖国なのかは興味深く読めました。

    学生さんにはテストの成績に影響させるとまずいのでおススメできませんが、大人になったら読んでおきたい一冊です。

  • ふむ、予備校

  • 日本史と絡むところという縛りがあるので,出てくる世界史も限られており,私が想像していた本の内容とは違いました。

    それでも,"今でいうところの…”と置き換えて説明された部分は分かりやすかったですし,秀吉とキリスト教禁止令や,鎖国に関しては新たな知見を得ることができました。

    日本人は一体どこからきたのか,と遺伝子レベルでの説明も大変興味深かったです。

  • MM1a

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=13682

  • 7頁:「漢委奴國王」ではなく「漢委倭國王」と金印を読んでいる。以下も同じ。これについての説明なし。印文を見る限り、これは新説ではなく、誤入力ではないか。

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著者プロフィール

茂木 誠(もぎ・まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber。 駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当する。著書に、『経済は世界史から 学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『超日本史』 (KADOKAWA) 、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、『米中激突の地政学』(WAC 出版)、『テレ ビが伝えない国際ニュースの真相』(SB 新書)、『政治思想マトリックス』(PHP)、『「保守」 って何?』(祥伝社)、『グローバリストの近現代史』(ビジネス社・共著)、『バトルマンガ で歴史が超わかる本』(飛鳥新書)、『「リベラル」の正体』(WAC 出版・共著)など。 YouTube もぎせかチャンネルで発信中。

「2022年 『ジオ・ヒストリア 世界史上の偶然は、地球規模の必然だった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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