角川学芸ブックス 新版 20週俳句入門

著者 :
  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046212832

作品紹介・あらすじ

俳句界の重鎮藤田湘子が、長年の俳句指導から得た4つの基本形式を活用した早期上達法をあなたに伝授。俳句のイロハである「切字」「取り合わせ」等を"分かりやすく"説明し、"狙いはかなり高度"なところを目指し、初心者でもこれを"しっかり読み""忠実に実践"すれば、20週でひとかどの俳句が作れる実践書。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで、暇な時や気がついたときに作っていた俳句。真面目に勉強しようと思い立ち、おすすめされていた本がこの本。実用的で、わかりやすい。一読したので、今度はじっくりこの本の通りにやってみる。感覚的に作っていた俳句。それでもなんとなく良し悪しはわかる。その感覚でも、この本の言うところには納得。だからこの本の通りにまずはやってみる。俳句をやる人必読書。

  • 心に残った言葉

    「一生かかって名句を一句作るための地盤を固める」くらいの気持ちで

  • 俳句を詠む人なら一度は読んでみてほしい本!
    他にも俳句の指南書を読んだことがあるけれど、読むと私は余計に俳句が作れなくなってしまって。。。この本はそれがなかったです。著者のハッキリした物言いがわかりやすいからかなと思います。
    主に俳句の型について、例句を交えて書かれています。
    良い例と悪い例を並べていて、わかりやすいです。
    俳句の素朴な疑問についてもところどころで説いてくれています。

  • ずっと前に読み始めたものの「暗唱できるようにならねば次の週に進めません」という呪縛に囚われ止まってました。初学者のモデルも出てきて句の添削例もあり、参考書として文句無し。また8週から繰り返して読んで俳句の型、韻律を叩き込みます。

  • 俳人・藤田湘子の代表作の一つで、俳句入門書の決定版。初心者向けに俳句の作り方を四つの「型」を中心にして指南する。しかし、その内容は深く、ある程度句作を経験してきた私も新たな発見が得られた。

  • とりあえず通読だけ。
    初心者向けだが、ハウツーに加えて心構えも教えてくれる素敵な本。
    週ごとの課題があるので取り組みやすいし、その道であれこれと悩んできた筆者の実感も所々現れてとても好感が持てる。
    先に読んでいた夏井先生の本にも書いてある内容があって、この本を参考にしたのがよくわかった。
    進むごとにハードな内容になっていくが、階段の設置が的確な印象だった。
    これからこの本を使ってアマチュア俳人デビューしようかと思います。

  • 20週を始める前に通読した。丁寧。厳しい。難しい。これから20週に挑戦。

  • 厳しい道場である。

  • 俳句のテクニックを無駄なく?学べたように思う。全くの素人として、575と季語を満たせば良いだろうと今まで伸び伸び作っていたのは全て一物仕立て。この本によって季語を有効に使ったニ物取り合わせを導入できそう。
    いきなり題を出されて作句するときには必須のテクだろう。練習が必要。
    一方、自分の側に詠いたい材料がある場合は一物仕立てが合うかもしれない、など暫くは試行錯誤していきたい。

  • 切れ字の効果
    「や」「かな」「けり」
    詠嘆・省略・格調

    配合の句
    一物の句

    型その1
    (季語)や      名詞止め
    型その2
             や 季語(名詞)
    型その3
               季語(名詞)かな

    型その4
    季語(名詞)     動詞+けり

    二物衝撃 遠⇔近 明⇔暗 大⇔小

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著者プロフィール

大正15年(1926)、小田原生まれ。俳句は16歳のときに水原秋桜子に師事。昭和24年に「馬酔木」同人、のち編集長。39年に「鷹」を創刊、主宰。蛇笏賞、俳句研究賞選考委員を務める。評論、エッセイなど著書多数。平成17年4月15日没。

「2022年 『実作俳句入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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