ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 110
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046312792

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えたので他の人の感想見たら、みんなしてギリギリとかアウトって言ってて面白かった。笑
    紅玉さんの中では珍しいよね…?ここまで露骨な色仕掛け。まぁ普通にしてても常に振り撒いてる人が2人ほどいるから、その時点で…な気もする。

    4冊読んで、やや控えめにしてあるけどやっぱ紅玉さんだなと思った。容赦なさというか、愛の過激さというか。読めてよかった。

  • 「あたしは、いやだよ」
    湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまうーー。と思っていまら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!?



    シリーズ第4弾。亡国の姫君リ・ルゥのお話。
    前半ドタバタからの後半シリアス展開。自然な流れで読みやすかった。『新妻と思春期の少女はジゼットに近づけるな』が発動したのが良かった。ピィの色仕掛け、その筋の人だったら本当に危ないと思う。危なかった。ピィは可愛い。しかしメインターゲット層であろう思春期少女には刺激強めな内容だったのではないかと思うのだけど、ジゼットがいる時点で性癖強打されるかな、そうだね。
    後半は人の信念というか生き方というか、信じるもののお話だと思った。女主人たちの絆はたぶん重たいものなんだろうけど、拠り辺を失った少女たちを繋ぐにはそれだけ強いものが必要で、だからこそ読み手として彼女らが愛おしく感じるんだろうな。ディについては、そういう生き方しか知らないのであれば仕方ない思考でもあるけど、お頭の元で、他人と自分の境界を見つけられるようになってほしい。それはすごく難しいことだけど自分の常識を壊すことの必要性と勇気を、この物語を読んで得られたらいいと思った。リ・ルゥが重くてショッキングだからディまで意識いかないかなぁ。

  • 亡国のお姫さまの話。
    まさか従者が。

    それよりも!
    ジゼットちゃん…美人です。最強。やっぱり大好きです。

  • 児童書のアリかナシかのギリギリのラインではあると思う。
    4人の少女の友情と呼んでしまうには余りにも強い絆。ヘンリーちゃんも大活躍。こいつは本当にいいやつだな。
    前の女主人とのやり取りで、彼女たちが認められたと嬉しくなった。

著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2022年 『雪蟷螂 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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