角川インターネット講座 (2) ネットを支えるオープンソース ソフトウェアの進化 (角川インターネット講座 2)
- KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046538826
感想・レビュー・書評
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【書誌情報】
監修:まつもと ゆきひろ
著者:法林浩之
著者:久野 靖
著者:阿部 和広
著者:吉岡 弘隆
著者:やまね ひでき
著者:瀧田佐登子
著者:鵜飼文敏
企画:角川アスキー総合研究所
編集協力:豊福 剛、西村 賢(TechCrunch Japan編集長・上智大学非常勤講師。序章)
図版・イラスト:桂プロ
装丁:葦澤 泰偉[あしざわ・たいい](1948-) 装幀家、アートディレクター。
装幀:五十嵐 徹[いがらし・とおる]
定価: 2,750円(本体2,500円+税)
発売日:2014年11月20日
判型:A5判
商品形態:単行本
ページ数:288
ISBN:9784046538826
◆〈創造=プログラミング〉の“楽しさ”だけがネットの未来を加速させる!
インターネットを支える膨大なソフトウェア群。利用者の視点では見えにくい開発現場の思想を、世界的プログラマーのまつもとゆきひろが、「オープンソース」をキーワードにやさしく解説する。
〈https://www.kadokawa.co.jp/product/321307000122/〉
【目次】
目次 [001-004]
本講座の構成 [006]
第1部 プログラミングがすべてをつくった 007
序章 インターネットはソフトウェアでできている[まつもとゆきひろ] 009
日常生活に入り込んだソフトウェアを理解する 011
プログラミング言語とはどんなものか? 018
プログラミング言語の進化 027
オープンソースによる共同作業とインターネット 038
ブックガイド 047
第1章 インターネットを支えるソフトウェアを知る[法林浩之] 049
インターネットはソフトウェアで動いている 051
基本的なシステム構成 057
代表的なインターネットサービスとソフトウェア 062
ソフトウェアを支えるソフトウェア 069
ソフトウェアの変化と歴史的流れ 078
オープンソースとの関連 083
ブックガイド 087
第2章 プログラミングとは何か[久野 靖] 089
コンピューターとプログラム 091
プログラミングを体験する 094
今日のプログラミング 112
ブックガイド 116
第3章 プログラミングと教育[阿部和広] 117
プログラミング教育の目的 119
プログラミング教育のあゆみ 121
日本のプログラミング教育のいま 142
ブックガイド 146
第4章 ハッカー精神とは何か――プログラマーに求められる素養と思考方法[吉岡弘隆] 147
プログラマーに求められる素養と思考方法 149
プログラマーにとっての素養とは 161
企業にとってのハッカー文化 171
注 182
ブックガイド 184
第2部 オープンソースが高めたネットの価値 187
第5章 ライセンスというプロトコル――OSSエコシステムを繋ぐ仕組み[やまねひでき] 189
ソフトウェアライセンスと著作権 191
さまざまなソフトウェアとライセンス 194
OSSライセンスとは何か 200
代表的なOSSライセンスとその特徴 208
OSSの現状と今後 214
注 217
参考文献 219
ブックガイド 220
第6章 オープンソース化が生んだ変化[瀧田佐登子] 221
ブラウザー戦争が起きるまで 223
オープンソース化に舵を切る 227
沈黙の5年間 232
オープンソースソフトウェアとしての成功 237
オープンソースのマインドは楽しむこと 240
オープンな枠組みで創造するということ 243
ブックガイド 247
第7章 企業とオープンソース[鵜飼文敏] 249
ソフトウェアとビジネス 251
オープンソースソフトウェアの歴史 255
企業によるオープンソースソフトウェアの利用 262
企業によるオープンソースソフトウェア開発 269
企業のオープンソースへの貢献 274
オープンソースの今後 277
注 279
ブックガイド 280
講座紹介 [283-284]
奥付 [286]
発刊に際して(2014年10月 角川歴彦) [287]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オープンソースの歴史と世界観を8人の賢者が様々な角度から。とっつきやすく、入門にはちょうどよい感じ。
2014年の作品ですが、当時からOSSの対抗勢力としてクラウドサービスをあげていたのは慧眼。
そしてここでも、「伽藍とバザール」が多数引用されているのが印象的。よまねば
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著作権の価格とフリーによるコンテンツの進化
オープンソース⇒共同作業。プログラム教育⇒遊ぶための約束(パクリ?)。ネット上ではソフトウエアでは稼げない。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784046538826 -
java, C# ガベージコレクションという自動メモリ管理のシステムが存在が、それまでのプログラミン言語と決定的に異なる
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請求記号 547.48/Mu 41
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企業人の自分としては、品質とかサポートとかは気になる。
そこの感覚を覆す必要があるのかも。
世の中の感覚とずれているかもと危機感を持った。 -
オープンソースの仕組みはITらしくてとても良いことだが、オープンソースは結局誰が責任を最終的にとってくれるか不明だから、なんだかんだとマイクロソフトを使ってしまうことになる。この流はこれからも変わらないだろう。