万葉集 隠された歴史のメッセージ (角川選書 470)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047034709

作品紹介・あらすじ

現代の私たちにも深い感動を与えてやまない『万葉集』は何のために編集されたのか、どのような姿の"書物"であったのか。「かな」発明以前に、漢字を用いて"やまと歌"を書くための技術をどのように開発し、それが"やまと歌"にどのような広がりを与えたのか。万葉歌人の歌の魅力を堪能しながら『万葉集』の全体を通覧する。平安時代から鎌倉時代に作られた書の名手による『万葉集』の古写本の美しさについても伝える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【読了メモ】(140615 14:39) 小川靖彦『万葉集 隠された歴史のメッセージ』/角川選書/2010 Jul 25th/ずっと手元に置いて、気になる章をつまみ食いする楽しみ方をしたい本。章ごとに切り口がちがって面白かった。文字に関する章が今回の大ヒット。

  • 万葉集から歴史を捉える―――標目の立て方に注目し、持統天皇の正統性を裏付けるために編集されたという考察に圧倒される。雄略天皇の御製が冒頭を飾るのは何故か?皇統の始祖だからである!

  • 万葉集の書物としてのなりたち、歌の背景などについて、分かり易く解説されています。

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著者プロフィール

青山学院大学文学部日本文学科教授。
1961年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修了。博士(文学)。
著書:『萬葉学史の研究』(おうふう、2008年〈2刷〉)、『万葉集 隠された歴史のメッセージ』(角川選書、角川学芸出版、2010年)、『万葉集と日本人』(角川選書、KADOKAWA、2014年。第3回古代歴史文化賞)、『萬葉写本学入門』(編著、笠間書院、2016年)など。

「2017年 『『万葉集』における帝国的世界と「感動」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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