まぐわう神々 (角川選書 666)

著者 :
  • KADOKAWA
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047037137

作品紹介・あらすじ

日本人の信仰文化は、世界のなかで比べてみると、かなり特異なところがある。万物に霊性が宿ると信じる「アニミズム」の伝統を守り続け、今でも霊山霊峰や神木、言霊などが重視される。本書では、近代化によって衰退したものの、今も各地にその痕跡が残存している「ファリシズム」、つまり性神信仰を辿る。神話以前、原初の土偶の時代より始まる豊穣と繁栄への祈りを紐解く民俗学。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「まぐわう神々」 神崎 宣武[角川選書] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001145/

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「旅する神々」「社をもたない神々」も面白そう

  • 金沢卯辰山にも陽石があるとか!

  • 日本における性神信仰─記紀神話、土偶、ファリシズム(生殖器信仰)、金精、歓喜天、双神の道祖神、神楽、夜這いなど─の記録。これらの信仰が、先日読んだ「異神」にとりあげられていた神々にもまして消えゆく運命にあるであろうことを考えると実に貴重な著作である。かつて日本に溢れていた朗らかでおおっぴらな性神信仰が段々と失われていくことが、正しいのか間違っているのか、あるいは良いことなのか悪いことなのか、私にはわからないし決められるものではないのだが、実に淋しくはある。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

神崎 宣武(かんざき・のりたけ):1944年岡山県生まれ。民俗学者。武蔵野美術大学在学中より宮本常一の教えを受ける。長年にわたり国内外の民俗調査・研究に取り組むとともに、陶磁器や民具、食文化、旅文化、盛り場など幅広いテーマで執筆活動を行なっている。現在、旅の文化研究所所長。郷里で神主も務めている。主な著書に『大和屋物語 大阪ミナミの花街民俗史』『酒の日本文化』『しきたりの日本文化』『江戸の旅文化』『盛り場の民俗史』『台所用具は語る』などがある。

「2023年 『わんちゃ利兵衛の旅 テキヤ行商の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神崎宣武の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
赤坂 憲雄
ミヒャエル・エン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×