決断力 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047100084

感想・レビュー・書評

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  • ・決断するときはたとえその手が危険であってもわかりやすい手を選ぶ。かなり危険だと判断しても、踏み込んで決断する。見た目にはかなり危険でも、読み切っていれば怖くはない。

    ・決断を積み重ねるとさまざまな角度から判断できるようになる。判断材料や内容が増え、たくさんの視点から決断を下すことができるようになる。

    ・将棋で大事なのは判断であり決断。決断のよりどころは自分の中にある。自らリスクを負わなければならない。決断には人の本質が出るのだ。

    ・勝負には通らなくてはいけない道が存在する。決断とリスクはワンセット。リスクを背負って決断を下す人が育たないと、社会も企業も現状の打破にはつながらない。

  • 新書をほとんど読まない私が本屋でふと手にとって読んでみることにした。結論から言うと、面白くない。全くとは言わないが、自分の考えとか思考に影響を及ぼすような本でもなかった。作者である羽生さんは将棋界では非常に凄い人で、私も将棋を趣味程度でかじっているので知っている。しかし、将棋をかじっている分、将棋の知識や大局観?といった感覚もなんとなくは理解しているため、目新しい情報はなかった。羽生さんが好きな事が裏目に出たと思う。
    将棋の観念が私生活や会社と照らし合わせられるかと言えば、正直、そうでもないと思う。将棋の世界は独特で独立しているというのが私の考えだ。この本でも将棋の世界の紹介といった感じである。また、羽生さんは作家さんではないから、やはり、文章に魅力があるわけでもない。
    将棋の世界をほぼ知らず、でも将棋に少し興味あるくらいの人が読むとかなり面白いかもしれない。
    羽生さんには将棋界で頑張ってほしい。応援してます。いや、でもやっぱり陥落するところも見たい気もする(笑)

  • 勝負師の決断力を羽生さんのゆったりな感じで伝えてくれている。
    将棋は基本しかわからないので少し詳しい話はわからなかったが読む上で支障はないかな。

    決断とは選択をするまでに適切な選択肢を集めることも大事であり経験や個人特有の思考法で考えていく。
    そこで自分らしい選択をする。

    目先の勝ちだけではなく将来の目標へ向けた勝負をする大事さは何にでも共通することだろう。
    人は常に決断をして生きている。
    どの選択肢を選ぶかは正しさを求めることより最適さを求めることが優れた決断力ではないだろうか。

  • 羽生さんの「決断力」を新書で学べるかといえば無理なわけである。なんか阿呆なおっさん経営者が読みそうな本になってしまった。羽生さんは現代の偉人で、そんじょそこらのぼんくらにわかるはずがない。

  • 将棋の話、苦手だったんだ。
    将棋好きにはいいと思います。

  • 情報をいくら分類、整理してもどこが問題かをしっかりとらえないと分析できない。山ほどある情報から自分の情報を得るには「選ぶ」より「いかに捨てるか」の方が重要。

著者プロフィール

1970年9月27日、埼玉県所沢市生まれ。1982年、関東奨励会に6級で入会。1985年12月、プロ四段に。1989年、19歳で竜王獲得。これが初タイトルとなる。以降、数々のタイトルを獲得。1996年には、当時の七大タイトル(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)全冠独占の快挙を成し遂げる。2017年に、八大タイトル戦のうち永世称号の制度を設けている7タイトル戦すべてで資格を得る、史上初の「永世七冠」を達成した。タイトル獲得は通算99期、棋戦優勝45 回(ともに2022 年6月時点)。主な表彰として、2007 年特別将棋栄誉賞(通算1000 勝達成)、2018 年国民栄誉賞、同年紫綬褒章。さらに2022年、史上初の通算1500勝を達成し、特別将棋栄誉敢闘賞を受賞。将棋大賞は最優秀棋士賞など多数受賞。

「2022年 『改訂版 羽生善治のこども将棋入門 中盤の戦い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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