スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21 C 158)
- 角川グループパブリッシング (2008年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047101678
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
情報の整理は無駄な努力。
革新的アイデアは記憶の連鎖から生まれる。
[ 目次 ]
はじめに 日常を仕事に持ち込むだけで、発想力は向上する
第1章 問題意識がスパークを生む
第2章 アナログ発想で情報を集める
第3章 情報は放っておいて熟成させる
第4章 アイデアを生み育てるアナログ思考
第5章 創造力を高める右脳発想
エピローグ 生活者視点があなたをクリエイティブにする
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
芸人がなぜトーク番組であれだけ上手く話せるのかということにもつながる。
芸人は普段から面白いタイトルと共に、頭の中にファイリングしているのだと考えた。
その日のトークテーマに合わせいくつかの話を準備しているのだろう。
日常の何気ない一場面を話しているのに面白い。何も特別な本、特別な体験、だけでなく、日常にいくらでもヒントがある。
あいつに聞いてみよう。と思わせる人材。
オープンマインドで世の中に身を置く。
自分の興味の赴くままに行動する。
気になったことがあったら「何故?」と考えてみる。
その結果にタグをつけ頭の中、またはリアルの世界で整理しておく。
20×20の引き出しとする。
考える⇒書き出す⇒人と会う⇒現場に行くということを繰り返す。 -
情報は覚えない。頭に「インデクシング」するだけでよい。意味のある情報なら、無意識のアンテナによっていつか触れることになる。
頭の中に自分の興味ごとにフォルダを作る。そのフォルダに、良質なネタを仕込んでおき、必要に応じて引き出せるようにしておく。
何かいいことを思いついたら、必ず誰かにそれを試そう。率直な意見をもらえる人なら尚よし。
議論の喧嘩をしよう。 -
日々無意識のうちにやってる事が多いと感じたが、この本を読んだことによって”問題意識”にレ点チェックを打てた。
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情報は検索したり、整理したり、覚えるのではなく、記憶の連鎖の中でひらめきに変えてゆくものであり、日頃から問題意識を持つことで情報を呼び込めるとしている。セレンディピティみたいなことを言いたいのかな?上手く情報を呼び込み、いい発想や提案のできる人の方が(会社の目的を達成できるから)出世できるので、作業のためのスキル取得に埋没しないようにという警告も有り。
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仕事 : 目的を成し遂げること。
作業 : その仕事を成し遂げる為に必要な手段のこと。
「仕事ができる」とは目的を成し遂げることができることを指す。
目的を成し遂げる為の発想、企画を生み出すには、思考の「スパーク」が必要である。思考をスパークさせる為のPointを6つ。
1:常に問題意識を持って、興味をもった事柄にはindexを貼る。
問題意識を持って、興味を持って現象に出会い、情報として収集する。問題意識から新たな発想は生まれる。
2:アナログにこだわる。
(1)検索すれば誰にでも手に入る情報
(2)(1)に自分の経験や考察を加えたもの
(3)自分が直接現場で手に入れた、自分しか知らない情報
⇒(3)の1次情報がにこそ価値がある。
3:情報は集めない。整理しない。覚えない。
問題意識というフィルターを通して、自然に情報を選り分ける。思い出せない情報は大して重要ではない。必要なものだけに頭の中で印をつける。
4:情報は放っておいて熟成させる。
「私の頭の中の仮想データベース」(=問題意識・indexの引き出し)を準備し、整理しないで格納し、熟成させる。
5:発想では右脳的思考を解放する。
発想においては右脳と左脳を連携させる。
(1)読んでいてひらめく。
(2)人の話から頂戴する。
(3)他人との対話の中からひらめく。
(4)「私の頭の中の仮想データベース」をひっかき回す。
6:行き詰まったら、書く、喋る、歩き回る。
どんな些細な事でもとにかく書いてみる。視点を変えて繰り返してみる。
失敗から学び、経験から仮説を構築し自由に発想をする、という私生活では当たり前にできていることが、仕事になると途端にできなくなる場合が多い。仕事でも同様に自由でクリエイティブな発想・企画ができれば、イチ社会人として一人前になったと言えるようになるかも。。
先ずは手始めに「私の頭の中の仮想データベース」を可視化するところからやってみたいと思います。 -
ビジネスコンサルタントの内田氏の本。2008年。ロジカル思考が大切なのは当然として、それ以上に、アナログ的な思考が重要だと説いている。脳の中でひらめく何かを大切にすると、そこからいろいろなものが生まれる。ビジネスには新規に開発する項目が多くある為、そういったひらめきが非常に重要になる。そのためには、常に頭の中に20くらいのネタを用意しておき、目の前の現象が20のネタのどれとマッチするかを考えることが必要で、かつ、考え続けることが必要である。すべての事柄に納得するのだが、ポイントが若干多すぎる感あり。
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ロジカルな左脳思考とひらめきの右脳思考のバランスが大事というところは共感できたし、参考になる箇所もいくつかあったし、挿話に(「峠の豚」など)結構使えるものがあった。
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内田和成氏が自身のアイディア発想術を紹介。
問題意識、好奇心をもつことでさまざまな情報が脳に蓄積され、データベース化する。新たな問題意識と蓄積された情報がつながる。そこから新しいアイディアが生み出される。