即戦力は3年もたない 組織を強くする採用と人事 (角川oneテーマ21 C 196)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102651
感想・レビュー・書評
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人事の視点から、即戦力に抱くイメージと、現実のギャップについて、わかりやすく言語化されている。のぞみ型、ひかり型、こだま型人材など、面白いたとえ。マネジメントの難しさについては、改めて痛感する。2010年の本なので、アベノミクス前夜で、この時の想定より転職も容易で、給与も上がっていたが、今の危機的状況を見ると参考になるのでは。
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キャリア採用についてだけでなく新卒採用にも話が及んでおり、会社の人材について深く考えさせられる内容でした。今の大学新卒採用の流れでは現在の社会には不適合を起こしており、キャリア採用についても使い捨ての採用を続けてはダメ。過去から未来まで時間軸で説明されていることも、理解が進みました。やはり、「人」の「事」は複雑で重要です。
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あまり自分は耳にしたことが無かったのですが、中途採用は3年しか持たないそうです。
中途採用される側となり、気になってしまい、購入。
若手の転職はあまり進めていないようですが、読む限りはそれは人それぞれだと思った。
転職は考えている人は読んでおくとよいかもしれません。 -
企業が必要とする人材を採用する側から説いている。
必要とされるのは、①素直さ②頭の柔軟さ③情熱である。
よく理解できる。 -
中小企業の経営者および人事向の本。
または、一部、転職に悩む人向けに若干…
私は人事ではないので、『人材ポートフォリオ』概念の浸透度は不明だが、概要を知りたい方には◎の本。
転職者向けとして読むと、内容は他書でも書いていることが多く突出して得るものはなかったが、中小企業に転職を考えている人には、より親近感を持って読めると思いました。 -
人事のスペシャリストが語る人材の活用方法。
変化が加速している時代で、どう人を採用し、育てるのか?方程式では解決できない時代だと感じ、自分のキャリアの認識の甘さに気づかされた。 -
3年もたないという批判ではなく、3年以上持たせるために必要な採用側のコミットメントと、採用される側の心構えについて触れられたら著書です。
社会適合者になるためには、本書はいいと思いますが、会社に属さずに働く人はこの限りではないのではないかと思いました。やりたいことをやって、お金を稼ぐ手段を確立した人もいます。ただ、大多数は会社に属すので、やらなければいけないことに、どれだけ一所懸命になれるかは、重要なポイントになり得ますね。 -
中途採用をしたら良い人が来るかと行ったら決してそんなことはないんですよ、という一般論をまとめた一冊。IT業界出身なんだからもっと切り込んでも良かったのかもしれないけど、今の著者の仕事からすると総花的なアプローチをせざるを得ないのでしょう。
マネジメントという点でそれなりに得るものはあるんじゃないかと。 -
『即戦力は3年もたない』となかなかキャッチーなタイトルだが、企業の採用と人事をどのようにしていけばいいか述べた本。
著者が人事・採用にずっと関わってきた事もあり(現在はトライアンフ代表取締役)、なるほどなーと思う部分も多々あった。
適切なフィードバックの4つのポイントや、上司としてのあるべき姿などは人事以外の人でも役に立つと思います。
ただいくらキレイな形で理想が見えても、そこまでもっていくために自分で実践するのは難しいなと思いました。変化に対応してうまく生きていこうと思います。 -
なぜ即戦力は3年ももたないのか?
→一般的に業務経験を重視して採用することが多く、業務経験は数年で賞味期限がくるから
優秀かどうかは、性格の素直さ、思考のやわらかさ、情熱
若手がやめる場合には
キャリアパスと評価システムのオープン化やジョブオープニングシステムの導入などを検討
上司と部下との関係性の中での育成が重要
これからは、他者と関係構築するヒューマンスキル、答えのない課題解決を実行していくコンセプチュアルスキルが必要