魔法の子 (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 69
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047129139

作品紹介・あらすじ

70年前突如発現した人類の新しい力――魔法。魔法を疎むアキラは、自身の力が復活したことで島へ連行されてしまう。島で妹・凜との再会を果たすが、そこに“特殊災害指定生物”と呼ばれる化け物が現れて――!?

感想・レビュー・書評

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  • 暗っ。
    そして
    中身薄っ。

  • 七十年前突如発現した人類の新しい力、魔法。
    ときを同じくして、のちに“特殊災害指定生物”と名付けられる化け物達が現れ始めたーー。
    魔法を疎む相馬アキラは召喚領域の復活が認められ、防衛型教育都市“時島”へ連行されてしまう。そこで妹の凛と五年ぶりの再会を果たし、自身の世話係となる桜田ノアと出会う。
    しかし魔法の復活を祝福するノアと衝突し、決闘をすることに…。
    魔法の力がもたらすのは繁栄か、災いか? 少年少女の想いが交錯する現代ダークファンタジー。

    神ない作者さんの新作と言うことで手に取ったけど、先にコクランを読んでしまったせいか、はたまた続き物の第一巻だったせいか、いまいち盛り上がりに欠けた印象。面白くないわけではないけど、あんまり印象に残らないと言うべきか。
    子供が皆魔法を使えるという設定は面白かった。赤ん坊が生まれつき魔法を使えるとか、そりゃあ大事件起こりますね。
    成長と共に魔法が使えなくなるっていうのも良い。その上で一度失ったアキラが再び魔法を得て時島に戻ってくるところから話は始まる。
    ヒロインのノアも可愛いけど、個人的には妹ちゃんとのやり取りをもう少し見たかった。結構謎のままになってる部分が多いので、今後に期待したい。

  • 無垢な赤ん坊が魔法を使用でき、何も知らずに周りに被害をもたらす。そのため魔法は災害扱いされ、使用できる少年少女は離島に集められ教育を受けている。年を経るごとに魔法を使えなくなっていく中、魔法が復活してしまった少年の話。

    非常に良かった。設定もさながら、主人公の鬱屈が現実離れしておらず変に爽やかでもなく、うまく言えないけど流石筆者だというところ。「魔法の子」というシンプルでいながらテーマをちゃんと表現しているタイトルも良い。名は体を表している。続きが非常に楽しみな一作。

  • 世界観というか魔法についての設定を理解することさえ出来れば楽しくはまれるお話でした。

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著者プロフィール

第21回ファンタジア大賞大賞受賞作『神さまのいない日曜日』でデビュー。同書はTVアニメ化され、角川文庫版も刊行されるなど、ライトノベルにとどまらない幅広いファンを獲得した。ほか著作に『魔法の子』があり、独自の深い世界観で読者の支持を集めている。

「2015年 『王女コクランと願いの悪魔II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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