“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

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  • エンターブレイン
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047267251

感想・レビュー・書評

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  • “文学少女”見習いシリーズの最終巻。

    内容としてはインパクトに欠けると同時にもう少し深みがあってもいいかなとは思いますが、それでも夏目漱石の「こころ」を題材とし、登場人物なりの解釈を得ているところはいいかなと思います。

    私個人としては菜乃への感情移入が非常にしやすかったです。私自身が同じように感じるわけではないのですが、キャラとしてのイメージが終始固まっていたように思います。

    しかし、最初から分かっていたことではありますが、最後のシーンはどうしてもたまらない気持ちになってしまいますね。続編も登場するようですし、大人になった菜乃も見てみたいです。

  • ドラマティックではあったが、いささか放りっぱなしだった井上くんの立ち直りについて、ここまで書いてあげるのが作者の優しさみたいな巻でした。まだ続くみたいでちょっと不安になりますけどね>半熟作家シリーズ

  • 見習いシリーズ完結!
    今回のネタ本は「こころ」。卒業パートのほうは「桜の園」。
    卒業シーンが良すぎる。菜乃がますます好きになった。

  • 雰囲気ぶち壊しで言うと
    「ロリコンとBLとツンデレ」
    ちきしょうめ。

    時たま出てくる遠子先輩の描写は何故か微笑ましい。

    菜乃は本当に可愛いね。

  • ☆5つじゃ足りないっ!
    文学少女シリーズで一番スキかもしれない。
    話自体は先がよめる感じだけど、それがまた深く読めていい感じ。
    すっごいいい感じに”卒業”が描かれてて泣けた

    そしてなにより・・・
    相変わらずななせが可愛すぎるっ!

  • 久々の長編でした。

    本編と同じくらい面白かったです。
    全体的に暗さと言うか黒さが有るのですが、最後にはすっきり終わります。
    終わってしまったことをいつまでも引きずることは必ずしもいけないことではない。そう思えてなりません。

  • 相変わらず人の心を鷲づかみにして、切なくさせて、愛おしくさせる作品ですねっ!

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著者プロフィール

合唱王国福島出身。春の夕暮れに生まれる。幼いころから読むこと、書くこと、眠ることが大好きで、作家を目指す。作品に「文学少女」シリーズ、「むすぶと本。」シリーズ、『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』(いずれもファミ通文庫)などがある。

「2021年 『世々と海くんの図書館デート(5) 春めくきつねは、つりばしにゆられて、あのこに会いにゆきます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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