エジソン脳をつくる「脳活」読書術

著者 :
  • エンターブレイン
3.63
  • (16)
  • (40)
  • (33)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 284
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047268319

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みなさんは、専門家になるための、もっとも効率的な読書法をご存
    知ですか?

    それは、自分の専門分野に関する本を、30冊以上読むこと。

    ちなみに土井は、マーケティングに関して、これまでに500冊以上、
    読み込みました。

    これと同様のことを説いているのが、本日ご紹介する『エジソン脳
    をつくる「脳活」読書術』の著者、西田文郎さん。

    西田さんは、北京オリンピックで金メダルに輝いた日本女子ソフト
    ボールチームをはじめ、さまざまなプロスポーツ選手を、メンタル
    面から支えてきた人物。

    成功を前にして臆してしまう人間心理、成功以前に自己の可能性を
    閉ざしてしまう人間心理を知り尽くした、スポーツメンタルトレー
    ニング分野の第一人者だそうです。

    本日ご紹介する『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』は、天才・
    エジソンの脳の使い方と、ひらめきを起こすためのしくみを学び、
    能力開発に役立てようというコンセプト。

    途中からどんどん読書と離れていってしまうのが玉に瑕ですが、自
    己啓発書として読めば、なかなか興味深い内容。

    われわれの成長や学習を妨げる脳のしくみがよくわかります。

    一時期、ビジネス書読者を揶揄するような本や記事が流行った時期
    がありましたが、正しく読み、活用すれば、読書は必ずリターンを
    もたらしてくれる、というのが土井の考えです。

    『小倉昌男 経営学』と本書を併せて読めば、読書がどれほどのリ
    ターンをもたらすのか、読書しないことがどれほど愚かなことなの
    か、実感するに違いありません。


    本を読んで知識を蓄え、理論武装をしておくことは、成功者になる
    ための最低条件

    「努力すれば成功するのではなく、ひらめきが重要なのだ。1%の
    ひらめきを得るために、99%の努力をしているのだ」──これがエ
    ジソンの言葉の、真の意味だったのです

    読書は、情報を脳に送り込んでいるだけの作業です。それを生かす
    か殺すかは、あなたが、行動=出力するかどうかにかかっています

    エジソンは男性ですが、右脳でひらめいて、左脳で実験をして詰め
    ていくという、女性のような脳の使い方をしていました。つまり、
    女性型の、プロセス思考型の脳の持ち主だったのです

    知識がない人は、その程度のレベルでしか、仕事をしていないので
    す。知識の低さは、間違いなく、意識の低さから起こっています

    思考を変えようとしたらまず、右脳の「イメージ」と、大脳辺縁系
    が司る「感情」を変える必要がある

    本当のプロは、結果を出すことに、異常に厳しい人間

    ◆人は、大きく次の3つのタイプに分けることができます
    1.言われたこともしない人
    2.言われたことしかしない人
    3.言われたこと以上のことをする人

    左脳で“分かった”と思っていても、感情の脳がそれを納得してい
    ないうちは、本当の意味で理解できている状態ではありません

    ひらめきが起こった時に、その着想をメモにとっておく

    ひらめきが1回起こったら1億円だと思え

    過去の失敗体験にあなたの人生は引きずられる

    成功できないソフトを持っている人にとって、有効な方法が、「か
    もの法則」

    「俺は天才かも」、「俺は実はやればできる人間かもしれない」と
    いうイメージができれば、結果的に「勉強してみよう」という行動
    が起こる

    人間は、入力して行動し、自ら確認しないと、「やっぱり自分は無
    理だ」と思ってしまいます。ですから、学習したら──情報が入っ
    たら、すぐに実践、行動することが重要なのです

    いつまでも、「正しいと思わない人間」だけが、素晴らしい商品を
    作り続けることができ、アイデアを出し続けることが、できる

    人間が成長していこうと思えば、今までの自分を否定するような情
    報を、入れていかなければいけない


    ◆目次◆

    第1章 エジソン脳を科学する
    第2章 なぜ成功者は本を読んでいるのか?
    第3章 本は3冊同時に読め!
    第4章 なぜ成功者は、爆発的に行動できるのか?
    第5章 不安、恐怖、悩み、スランプに立ち向かう脳を作る
    第6章 成功なんて、自転車をこぐより簡単

全35件中 31 - 35件を表示

著者プロフィール

株式会社サンリ会長、西田塾塾長、西田会会長。日本のメンタルトレーニング研究・指導の第一人者。1949年生まれ。30年以上前から、科学的なメンタルトレーニングの研究を始め、大脳生理学と心理学を利用して脳の機能にアプローチする画期的なノウハウ「スーパーブレイントレーニングシステム(S.B.T.)」を構築。「ツキのカリスマ」として日本の経営者、ビジネスマンの能力開発指導に携わり、数多くの成功者を生み出している。なかでも経営者だけに開催している『西田塾』には全国から入塾希望者が殺到。毎回キャンセル待ちが出るほどの人気で、門下生は数千人に上っている。また、ビジネス界だけでなく、プロ野球、サッカー、陸上競技、体操などスポーツの分野でも科学的なメンタルトレーニング指導を行い、多くのトップアスリートを成功に導いている。北京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボール日本代表チームを指導し、「能力開発の魔術師」として注目された。おもな著作に『No.1理論』『面白いほど成功する ツキの大原則』『かもの法則』『天運の法則』(現代書林)、『強運の法則』(日本経営合理化協会出版局)、『ここ一番に強くなる! 1分間成功思考』(PHP文庫)などがある。

「2023年 『他喜力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西田文郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×