うさぎのヨシオ (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
4.21
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本棚登録 : 304
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047279957

作品紹介・あらすじ

うさぎのヨシオ。夢は漫画家になること。

喫茶店でアルバイトをしながら、漫画家を目指すヨシオ。
出版社に持ち込みに行ったり、バイト先の美人客に心奪われたりしながら、一歩一歩、漫画道を進んでいく。
これはひとりの青年の、恋と仕事と夢の物語なのです(……ウサギだけど)。

●フェローズ21号掲載読切「今夜の思い出」、『うさぎのヨシオ』の前日譚となる
「アクティブ2001 ~ミー子とメリーのエジプト旅行記~」も特別収録。
さらに楽しい1コマ漫画も多数描き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 近藤聡乃の描く女の子は本当に愛らしい!柔らかくたおやかで、作者の性格や人柄をとてもよく表している。

    とはいえこの本の主役はうさぎのヨシオ。もといピョン吉。
    登場人物には亀も謎の管理人さんもいるけれど、決して不真面目な漫画じゃない。
    漫画家なるという自分の夢を、ヨシオ自身が深く葛藤しながら、周りの助けを得ながら、徐々に蕾から開花させていく、1人の(?)うさぎの男の子の成長ストーリーにちゃんとなっている。

    所々に他の漫画のパロディが混ぜ込まれていて、それを登場人物も楽しんでいる様子がコミカルで読んでいて楽しい。

    ヨシオが描いた漫画が近藤聡乃の他の著書の漫画そのままなのが、また、ヨシオ=近藤聡乃の日常なのかな?という余韻を漂わせている。

    1巻で終わっちゃうのかな?
    もっと読みたいな~。

  • 連載だと盛り上がらなかった気持ちが単行本だとグイグイと引き寄せられるパワーを感じれた。Fellowsの仕事のなかで、この作品を世に出したということは、一二を争うといっても過言じゃない。

  • 近藤聡乃さんの作品『うさぎのヨシオ(2012)』を読了。2022年漫画13冊目。

  • ユリイカの近藤聡乃特集つながりで。漫画家を目指しながら喫茶店でバイトするウサギのヨシオくん。オーナーや同僚、よくくる憧れのお客さん、最初は客寄せだったつばさくんに、刺激をうけたり、背中を押されたり、一緒に仕事をすることになったり。着実に、こつこつと自分の道を進みつつ最後は…と。伝染るんです。のカワウソくんや星の王子さまネタをはじめ引用と仕掛けに満ち、作中作やつげ義春作品も鍵となり、読みどころ、楽しみどころもいっぱいでした。

  • 既読

  • ヨシオくん、かわいい!
    癒されまんがでした。

  • 『A子さんの恋人』が好きで、同じ著者の作品ということで読んでみた。

    4コマ漫画でページいっぱいに描き込んである。
    文字まで全て手描き!
    この雰囲気が好きなんだよなぁ。

    漫画家を目指すうさぎの青年の日々。
    4コマだけど、一つのストーリーを描いている。
    何気ない日々の積み重ねの中で、思い悩みながら前進していく。
    共感できることも多く、また読み返したくなると思う。

  • 作中作のクオリティが凄すぎし超面白い。

  • 2019/3/10読了

  • ゆるゆると面白い。ミカちゃん、切ない…!

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著者プロフィール

一九八〇年千葉県生まれ。マンガ家、アーティスト。二〇〇〇年にマンガ家デビュー。アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐に渡る作品を国内外で発表している。コミックス『はこにわ虫』『いつものはなし』(ともに青林工藝舎)、『うさぎのヨシオ』『A子さんの恋人』全七巻(ともにKADOKAWA)、作品集『近藤聡乃作品集』(ナナロク社)、主な個展に二〇二三年「ニューヨークで考え中」(ミヅマアートギャラリー/東京)、二〇一九年「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」(三菱地所アルティアム/福岡)がある。二〇〇八年よりニューヨーク在住。

「2023年 『ニューヨークで考え中(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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