- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047318687
作品紹介・あらすじ
「きっと世界で一番、わたしは飛びたいと願っている。」鳥人間コンテストに夢をかけろ!空飛ぶ青春部活小説。
感想・レビュー・書評
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すごいです。こんなに気持ちのいいお話久しぶりに読みました。
青春です。
空です。
仲間です。
信頼です。
告白もありです。
全編通してこれでもか!って感じの爽やかさです。
人力飛行機で空を飛ぶサークル『T.S.L.(チーム・スカイハイ・ラリアット)』に入部した主人公のゆきなは、あれよあれよと流されてパイロット班の一員に。
最初は脚が太くなったら嫌だとか、エンジョイ&ラブリィにキャンパスライフを送るとかそんなことを気にしてたのに、目標はどんどん変わっていきます。
人力飛行機にとってパイロットはエンジンで、設計された重量と出力を達成しなくては飛べないらしく、パイロット班の練習は運動部そのものです。スポ根です。
仲間との関係も爽やか。
大会でのハプニングも笑っちゃうくらい爽やか。
晴れた日に読むのにぴったりなお話です。
同じサークルの製作班サイドのお話も書いてくれないかなと思ったり。
来年の鳥人間コンテストに向けたパイロット班の三人のことも書いてほしいなと思ったり。
まだまだこの物語の中にいたいなと思ってしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひょんなことから「鳥人間コンテスト」に出ることになった女の子の話。
いいなーとしみじみ思った。
ひとつの飛行機を作り上げていく中で、本当にたくさんの物語が生まれたんだろうなと思う。
でも、鳥人間だけでなく、誰もがこんな宝物のようなひとときをどんな形であれ持っているんじゃないかと思う。
それをどれだけ意識するかどうかの違いなのではないかと思う。
我が子達も、こんな話を読んで、自分も!と思ってくれたら嬉しいけど。 -
単に学園コメディーくらいに読んでいたけど、後半はぐっとくるものがある。
鳥人間コンテストは学生時代から見ていて、当時滑空機しかなくウケ狙いの参加者もいて視聴率も高かった。いつからかプロペラ機が登場すると、それまで人と翼だけの世界に機械が混ざりこみ、あっけなく滑空機の記録を塗り替えるあたりから興味を失い見なくなった。
図書館に行くとたまたま特集の組まれた棚に並べられたこの本。プロペラ機に加えて二人乗り機ってのにちょっと興味を惹かれ、ページをめくると映画化もされたようで、じゃあ、読んでみるかって軽く借りて読んだら一気に読めた。
単純なストーリーに詳細なデータが添え付けられており読みごたえは十分に、エンタメ要素もいっぱいの小説でした。 -
青春って素晴らしい。
坂場先輩の独特のキャラクターがとても可愛らしく面白かったです。 -
昨年、母校が出る鳥人間コンテストを見に行ったけど、何の思い入れもないのに、飛行機が落ちた途端、私まで落涙したぐらい、熱かった。できれば他の部門の話しも読みたい。
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工業大学に入学した女子大生・鳥山ゆきなは、ラブリーでスイートな学生生活を夢見ていたが、ひょんなことから人力飛行機サークルに入部。パイロット班の先輩である高橋圭、坂場大志と人力飛行機のパイロットとして、鳥人間コンテストを目指す。そんな中、圭が怪我を負ってしまい、入部一年目のゆきなが急遽、出場することに。坂場とともに、過酷なトレーニングを積む日々を過ごすが、2人は果たして大会に間に合うのか……!?
面白かったんだけど、
ちょっと簡単すぎたかな。
小中学生の読書感想文にはいいかもしれない。
ラストは、そうなるか?!と思った。
圭とじゃないの?!って。
少し違和感。
1年だけの話で終わってるから、
せっかくなら、
入学してから卒業するまでの何年間、
1回挫折を味わってから復活!みたいな感動があれば
もっとよかったかな。
ゆきなと圭が飛ぶとこも見たかったし。 -
まず最初に感じたことは、わたしの好きな中村さんらしさがないかな?でした。
これは積むことになりそうと思いながら読んでたんですけど、気づいたら引き込まれてました。
わたしは中村さんがトリガールをだすと知ったときに、鳥人間コンテストを始めて知って、見てみたんですが 見ててよかったです。
鳥人間コンテストを知らなかったらなにもわからないし、まったく感情移入できなかったと思う。
とりあえず続編希望です。 -
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00541957 -
鳥人間コンテストがテーマで、そこに挑む大学サークルの話。(主人公はそれに全く縁がなかった女の子)
感想は、読んでて面白かったー!
登場人物のキャラもすごく個性的で入っていけたしね。
一点、クライマックスがもうちょっとボリュームあるとよかったなー -
「APRIL BIRD」
悔しいと思うが。
珍しい名字なのだろうが、毎回同じ反応をされたら段々めんどくさくなってしまいそうだな。
「ROAD to FLIGHT」
テスト飛行にて。
最後に全てを託されるだけでなく、製作期間からの皆の想いを背負うからこそ重いのだろう。
「RESTART」
既に始まってる。
皆で協力して行っているのだから、苦手と言っている場合でなく情報共有はすべきだろうな。
「TEAM SKYHIDH LARIAT」
目標達成の喜び。
日々トレーニングに励んでいたとしても、必要な数値に達するには相当な努力が必要だよな。
「ALBATROSS at BIRDMAN RALLY」
本番は一度だけ。
墜ちることは考えから除外すべきだが、禁止区域に入ってしまったら諦めるしかないもんな。