夜廻り猫 1 今宵もどこかで涙の匂い

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン (2016年6月30日発売)
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047341784

感想・レビュー・書評

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  •  思いやりのある言葉を口に出して本人に伝えることの大切さが身にしみる。自分を振り返ると、本当にひどい言葉ばかりを口にしていて真逆の行動を取っている。人に優しくあらねばならないと反省した。

     弟の深谷陽さんと友達なので、深谷さんのお姉さんかと、深谷さんと絵が似ているところや、違っているところを注意して見ていたら、やっぱりめちゃくちゃうまい。絵のうまさは遺伝で決まっているのだろうか。お姉さんの方がタッチがすっきりしている。フリーハンドで描いた線が味わい深い。

  • 誰でも外からはわからない辛いことや悲しいことがあったりする。
    それでもみんな少しづつ歩をすすめて生きていく。
    そんな「誰か」を支えてくれるお話。
    あるある満載ですが、中でも平蔵のようには生きれないと言うちゅうさんに、先生が「ともだちが倒れた時に助けてあげられる」という一言がとても好き。
    そして片目のじゅーろ、大好き。強く生きてね。
    シティリビングの「かのんちゃん」の作者だったと知り、ビックリ!かのんちゃん、大好きでした。
    とても絵の上手いマンガ家さんだったのですね。

  • 私の中では「ケロリンタン」の深谷センセイ。小学生の時から大好き。
    それプラス、ぼっちの集会猫の話を読んで、買うことを決めた。
    本当よかった。平蔵さん、自分もカツカツなのにそんなに優しいのは、他に優しい人をたくさん見てるからなのか…。達したい、この域。

    特に好きなのは、「夕飯いらない」、カレーを作る話、クリスマス。
    別格で集会猫。ほんともう気持ち分かりすぎて辛い!
    実写化とかは全然望んでいないけど、ちゅうさんとこの先生は寺田農さんで再生される。

    イラストが一話ごとに追加されて大変お得ですぞ!

  • 良さがじわじわ後から来るってホントだ。猫好きな夫は「何がいいんだか分かんない」とぼやいていたけど、結局毎夜少しずつ読んでた。私は15話の『わがままモネ』が好き。わがまま好き勝手こそ、猫の飼い主孝行さ。

  • ネットでは読んでいたので、「あーあったあった」たのしくページを繰っていたが、それも始めのうちだけで、64話あたりで、なみだ。涙が止まらなくて止まらなくて止まらなくて。

  • 夜廻りする猫遠藤平蔵さんの話。基本一ページ完結で読みやすい。世の中嫌なこともつらいことも多いけれど、平蔵さんの存在で多くの人が救われていると思う。
    途中から様々な仲間たちも加わって更ににぎやか。今後の夜回りも楽しみにしております。

  • 犬を飼う身として、やっぱりラピちゃん家のお話と柴犬さんのお話にキューっときます。ラピちゃん、いいお姉ちゃん!

  • twitterで知ったこの作品、第1話がすごいラフでびびったwそして何気に出てくるメンズにイケメンが多いのね。にっこり。

  • Twitterで全話読んでいたが、改めて読んでもしみじみと響いてくるものがある。よりそうことは大切だし、よりそってくれる人はありがたいけれど、そこで終わってはいけない。こんな現状はおかしい。声を上げる力を出そう。

  • あるテレビ番組で、JUJUさんが、数冊の本を紹介してた。その中の一冊。書店数件を廻るも出逢えず、ネットで入手した。
    1話をもっとダラダラと見たい、と思う気持ちと、一人一人の人生が1ページに詰まってると思えばそうでもあって。猫に語るなんて

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著者プロフィール

福島県生まれ。代表作に「ハガネの女」(集英社)「エデンの東北」(竹書房)など。2015年より発表している「夜廻り猫」が2017年手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

「2022年 『夜廻り猫2023 卓上週めくりカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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