- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047353213
作品紹介・あらすじ
ウルナ・トロップ・ヨンク…狙撃手として戦場で生き、故郷に帰還した彼女。過酷な戦争の時代の、胸引き裂かれる悲劇をえぐり出す、圧倒的架空戦史巨篇。衝撃的展開で読むものを撃つ、第6巻。
感想・レビュー・書評
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初巻から通して、カバーを使った演出が見事。
こういう楽しみはやはり紙書籍ならではだなぁと思います。
ミスリードであれ、思い過ごしであれという
望みも虚しく、トホマの心の闇に光差すことは叶わず、
どうしようもない決定的な亀裂がふたりに訪れる。
戦争は続き、自分にとっては哀しみでしかない経験を
「英雄」の業としてもてはやされることになるウルナ。
理解し、寄り添ってくれる人々も、
ウルナの人気を利用しようとする人々も、
ともにウルナを追い詰めていくことになる哀しさ。
次巻、完結。彼女の想いはどこへ向かうのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウルナが銃を持っていたのは最初の3巻までくらい、狙撃手として武勲を上げた彼女が故郷に帰って来て、兵士ではなくなる部分が多いのだが、作品のタイトルが『銃座のウルナ』なのは、やはり彼女はまた、銃を取らなければならない時が来るんだろうなぁ…と思いつつ、6巻を今から読む。
たった一人のトホマの底なしの憎悪、それはウルナの想像をはるかに凌駕したものだった…ウルナの絶望も、トホマの想像を遥かの凌駕したものだったろう… -
わたしはひとつの民族を滅ぼした。平穏が戻ったかな思えたウルナの周囲。そして火災の発生。消えたはずのトホマが現れ。ウルナは最後まで和解と逃避行を望んだように見えたが閣下は…。ますます高める国民的人気とうらはらに重いものを抱えたウルナの心は、と。次巻、最終巻。