東京アンダーワールド

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047913493

感想・レビュー・書評

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  • 戦後の日本におけるやグザ、不良外人など。蠢く裏東京。

  • ずっと小説だと思っていたが、しっかりノンフィクションだった。アメリカ国籍の作家が翻訳で日本の現状をルポするというものはパロディーでしか読んだことがないが、これは大変な調査に基づく、しかも人種国際的な偏りなく、思想的にも中道で、淡々と事実が連なっていくドキュメンタリーであった。そしてその事実の驚くべきこと。東京のマフィアのボスは実はちょっと豪勢で大きなピザ屋のおっさんで、その人生と昭和史が意外な部分でリンクしていたり遠因となったり、その個人史と世評が絡みならがら進んでいく構成が本当に面白い。

  • これはオモロかった!膨大な資料や当事者へのインタビューをもとに、戦後間もない頃からバブル崩壊まで、日本で実際に起こっていた裏社会の鼓動、呼吸を事細かに描いたドキュメンタリー。戦後の闇市で力をつけていった在日朝鮮人とアメリカ人。そしてヤクザ、政治屋…興味深い話満載です。GHQもCIAもGIも財閥も銀行もヤクザも政治屋も皆んなワルですネェ〜。

  • 入院してた時に、オカモトズさんにいただいた書籍。途中でとまってたけど、読みきったよ。
    ニコラ・ザペッティ。東京のマフィアボスを中心に、戦後からバブル崩壊までのヤクザ、政治家もろもろをリアルにちょっとコミカルに。アンダーワールドなんだけど、なぜか少し笑える要素があったり。
    トキヲのアンダーは、今も蠢いてるんだろうけど、たかだか20年程前で会社もかなり裏がアリアリなんだね。怖い怖い。でもちょっと覗き込みたい。

  • この手の作品って読まない限り知らない世界を教えてくれるいい一冊だと思う。

  • うすうす感じてはいたが、日本の歴史は僕らの知らないところで作られているのだということがはっきりと知らされる。芸能界とヤクザ、政治家、外交官、これらが闇で交流しながら歴史が作られていく。僕らが知らずに使っているお店やホテルだって誰が経営しているかなんて普通は知らない。知らずに、僕らはマネーロンダリングに貢献しているのかもしれない。ヤクザや右翼の経営とわかっているそれらの施設に政治家が出入りをし、それらと付き合い、金が動き、歴史が作られていく。名を成した政治家で裏の世界と付き合いのなかった奴はいないはずだということに、確信を持つ。
    どうして日本人は、こんな本を出すことが出来ないのだ?

  • タイトルもインパクトありますが表紙もかなりインパクトありwww
    ずっと読みたいと思ってる1冊です!

  • ISBN 4-04-791349-9
    全国書誌番号 20101580
    個人著者標目 Whiting,Robert (1942-)
    個人著者標目 松井, みどり (1948-)∥マツイ,ミドリ
    普通件名 ギャング
    →: 上位語: 社会集団∥シャカイシュウダン
    普通件名 やくざ∥ヤクザ
    →: 関連語: 侠客∥キョウカク
    →: 関連語: 暴力団∥ボウリョクダン
    普通件名 暴力団∥ボウリョクダン
    →: 上位語: 社会集団∥シャカイシュウダン
    →: 関連語: 暴力∥ボウリョク
    →: 関連語: 民事介入暴力∥ミンジカイニュウボウリョク
    →: 関連語: やくざ∥ヤクザ
    NDLC ED62
    NDC(9) 368.5
    本文の言語コード jpn: 日本語
    書誌ID 000002916486


  • 戦後の日本の表と裏。

    現在社会を生き抜く若者には刺激たっぷり。

    たまたま手にとって買い、読んでよかったと思える一冊。

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著者プロフィール

1942年、米国ニュージャージー州生まれ。大学在学中、合衆国空軍に入隊して来日。除隊後は上智大学で政治学を専攻した。出版社勤務などを経て、日米の文化をテーマとした執筆活動を開始。77年に『菊とバット』(サイマル出版会、早川書房)、90年に『和をもって日本となす』(現在、角川文庫)がベストセラーとなる。『東京アンダーワールド』『東京アウトサイダーズ』(角川文庫)や『サクラと星条旗』『イチロー革命』(早川書房)など多数の著作がある。

「2018年 『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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