- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048120029
作品紹介・あらすじ
麻生巌、阿部大護、伊藤直也、海燕、川上量生、栗田穣崇、佐藤辰男、佐野将基、清水亮、平信一、谷川浩司、千野裕司、津田大介、藤井太洋、森栄樹、やねうらお、横澤大輔らリアルゲーマーが語る野望と挫折と愛と哲学
感想・レビュー・書評
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出てくる人たちは、若いときに一見無駄に見える時間を費やしており、それが成功体験(?)となって結果的にいい方向に転換した人たちだなと感じた。
今はタイパに比重が置かれており、答えがあるのかもわからないことにどっぷり手間暇をかけることがなくなっているが、おいおいスケールするのは一つのことに没頭できる能力なんだなと感じる。
聞き手となるインタビュアーや編集がうまく、分厚い本だがスイスイ読めてしまう。良い本だった。
紙面でスキップされていた任天堂の岩田氏の記事とその後の特別編は、まだインターネットで読めます。 -
現カドカワ代表取締役社長の川上量生氏が4Gamer.netの企画で行った対談本。ニコニコ動画の業績が良かった時代の記事なので、やや調子に乗った発言が目立つが、それも含めて味わい深い。
ゲーム経験は経営(ビジネス)において役に立つか、という切り口で語られており、対談相手となっている著名人のゲーム遍歴が語られる。ゲームについての話題は共感できる話もあるし、ピンとこない話もあるが、これは読み手の世代によるものだろう。むしろ対談のテーマから外れた、ゲームと無関係な話題のほうが総じて面白かった。
ネットビジネスにおける人間と機械(AIなど)の戦いは、確実に人間側が負けるが、最後までその流れに抗いたい、人間らしいコンテンツを作りたいという川上氏の主張は悪くないと思う。現実にニコニコ動画が、資本の力によって敗勢に追い込まれつつある現状を思うといっそう感慨がある。 -
こういう「話題の社長、語る」みたいな本って、読み進めていると一瞬でも「凄いな」とか思ってその会社を好きになりかけるんだけれど(大概、より読み進むに連れいや違うなと思い、読後にはその気持は消えている)、この本にかぎっては一瞬もなかった、です。
やっぱり、自分は彼ら(がやろうとしていること)が好きになれないなぁ。
凄いのだろうなとは思いますが。 -
川上さんが語る話は深く多岐にわたり大変面白い。もう明日から経営に使える知識の宝庫という感じ。ただ、その話の展開にインタビューアーさんがついて行ってない箇所も一部あり、若干食い足りない部分もあるのも事実。ただ、川上さんの発想力は半端ないので、ついて行ける人って、そんなにいないんだろうな、とも思う。あのインタビュアーさんだからこそ、ここまでの内容に構築できたという印象もある。
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ニコニコ動画やニコニコ超会議を手掛けるドワンゴの社長川上量生へのインタビュー。ゲーマーは実は頭がよいのでリアルで経営者を目指すべき、というところからスタートし、ゲーム好きな著名人(角川書店社長、棋士谷川浩司氏など)や、ドワンゴのニコニコ超会議スタッフなどを交え、話題は多岐に渡る。川上氏の豪快な人柄が面白く、ネット業界の熱さと勢いが伝わってきた。
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ゲーム、ネット関連ビジネスがいかに一部の集まりで運営されているかという事がよくわかる。無理矢理でも一つに集約させようとすればできてしまうところが怖い。