- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048671804
作品紹介・あらすじ
俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から"人生相談"をされる羽目になるとは-。
感想・レビュー・書評
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まずはタイトルが斬新な感じがした。
妹には秘密にしていた趣味があり、ある日その秘密を兄の京介が知ってしまった。そしてその秘密について妹の桐乃から相談されて・・・という話。
アニメや漫画等が好きなだけでオタクで嫌だという偏見を持ってる人には読んでもらいたい
しかし妹が全然可愛くならなかった、一概には言えないだろうけどリアルに妹がいる人はこんなに仲が悪いものなのかと思ってしまった。
最後に京介が説得するところは上条さんに似てるがやはり上条さんは越えられない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直言って感動しました。ナマイキで自己中な桐乃は終始腹立たしいのですが、だからこそ物語のテーマが生きてくるというもの。リアル妹がいる身として、兄性(母性とか父性みたいな)がよく描けていたと思います。
特に最後の一文。あれは桐乃の実質的な可愛さに向けたものではなく、主人公自分自身への嘲笑であり、労い、そして照れ隠し。桐乃のその言葉が聞けただけでいままでの苦労がすべて報われたって感じですね。こう書くとシスコンのように見られるかもしれませんけれど、世の中の兄貴なんて大体そんなもんです。たぶん。 -
読書録「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」3
著者 伏見つかさ
出版 電撃文庫
P221より引用
“「こういうものは、おまえたちに悪影響を与えるからだ。ニュ
ースなどでもよくやっているだろう、ゲームとやらをやっている
と頭が悪くなる。犯罪者の家から、いかがわしい漫画やゲームが
見つかったとーーもちろんテレビの話を鵜呑みにしているわけで
はないがな……」”
ごく普通の男子高校生を主人公とした、出来た妹とその趣味に
振り回される日々を描いたライトノベル。
普通で無難をモットーとして毎日を生きる主人公・京介、ある
日靴箱の裏から見つけたDVDをきっかけに…。
上記の引用は、主人公の父親の一言。
父親の職業のせいもあるでしょうが、父も自分の立場を守るのに
は子供の趣味にも気をつけなければいけないようで、まあ大変な
ことでしょう。しかし、一昔二昔前ならわかりますが、今でもこ
んな考えを持っているのならば、なんだかなぁという感じです。
兄弟姉妹が何かにつけてよく出来ると、イマイチな他の兄弟達
は少々つらい思いをするということはよくわかります。
それでもこうしてなんとか生きている私がいますので、まぁ世の
中なんとかなるものなのかもしれません。
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現在放映している長いタイトルを持つ全てのとなった作品。何が市場で売られ求められているのかを把握し、メディアミックスの効果をよく理解して作られている。深夜帯アニメにおいて、この作品以降、妹比率が上がったと思う。一冊につき、一回は笑えるので、アニメと併せてご覧になることをお勧めします。(さむ・駆け出しキリスト教研究者)
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【展開好】いまどきのJKっぽい妹が、実はオタクでしかも「妹萌え」だった。そんな妹の秘密を知ってしまい、オタク友達づくりに協力することに。
理解はできなくても、受け入れてくれるくれる存在がいるっていうのは心強いことだと思う。こういう趣味の場合は特に。
そして、桐乃とはいい話ができそうな気がしてならないw -
高速バスの中で読了。
アニメから入ったわけだけど、これは断然ラノベのほうがいいね。
アニメでは表現仕切れてない所がちゃんと分かるし、文章のほうが面白い。
続きに行けば行くほど面白くなるみたいだし、二期始まるまでに10巻読み終えたいな。 -
笑えるところがたくさんあり楽しめました。沙織さんのキャラが好き。