「いただきます」を忘れた日本人 食べ方が磨く品性 (アスキー新書 74)
- アスキー・メディアワークス (2008年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048672870
感想・レビュー・書評
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ある小学校で「給食の時に“いただきます”を言いましょう」と家庭に申し送りをしたところ、「給食費を払っているのに“いただきます”を言わせるとはなにごとか」とクレームがきたそうです。この本では、本当のマナーとは形だけのものではなく、食べることへの感謝の気持ちからにじみ出る行動だということを教えてくれます。
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食に関してもっと深くしりたいと思った。今日から、はじめることができるのは'いただきます'と、ごちそうさまのらあいさつ。いつもお菓子を買うのではなく、つくってみる。おもてなしのあり方にもこだわりをもっていきたい!!このシリーズの本はおもしろいかも。
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改めて食・マナーを見直そうと思いました。
いただきます 箸の持ち方 試食の心得など -
「ほんと、そうだよね〜!」と共感する部分もあれば、「あ〜!それ私のことだ!」って反省する部分も幾つかあり。食は生命維持のための原始的行動。それ故、ともすると野蛮になってしまいがち。出来る限り人間らしく、美しい食事作法を心がけたいものです。
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娘が国語のテストで使われたということで頼まれて娘に買い与えた本なのですが、面白そうなので私も読んでみました。食にまつわるマナーが説明されているのですが、デパートの試食をするのは購入するのが前提である等、胸に手を当てて反省しなければと思った箇所がありました。
外国人と食事をしていても、食べ方には”品性”や”育ってきた環境、躾”等が自然に現れてしまうもので、今後の社会人生活にも活かせると思いました。
以下は気になったポイントです。
・ワインを持参した場合には「私が好きな銘柄ですが、お口に合えばうれしいです」等の一言が望ましい(p19)
・食事の時間は生命維持につながるエネルギー源を取り入れる時間、同じ量のエネルギーを摂取しても、そのときの気持ちによって栄養の吸収力は変わる(p27)
・店を選ぶときは、相手に合うようにアレンジが利く(融通が利く)がお奨め(p31)
・支払いの場は見せない気配りが大事で、食事が終わった時点で化粧室にたって、その際に済ますのが良い(p38)
・お箸を右手、お茶碗を左手に持ち上げるとして、ご飯は、いちばん手にしやすい左手前にくるのが自然、汁気のためこぼしやすい汁椀が右手前(p62)
・「いただきます」には、すべての食材には生命があり、その命をいただいて「生かせていただきます」という意味がある(p69)
・「試食すること」は、すなわち、その商品を買うつもりがある意思表示という暗黙の了解がかつてはあった、試食とは商品と消費者とのはじめての”出会い”である(p84)
・食べる時間や空間が満足感につながらなければ、本末転倒である(p116)
・店の中の化粧室は、自分の店に愛着をどれだけ持って、客を心地よくすることを大切に考えているかが無言で表現される場所である(p139)
・長年連れ添った夫婦は、あごの骨格が似てくる、これは同じ料理を食べ続けることによって、噛む回数や食の嗜好が合致して、あごの発達や”えら”の張り具合が似てくるため(p158)
・冷蔵庫は自分の胃袋のようなもの、自分の暮らしの鏡、仕事や生活の整頓ができるか否にも関わってくる(p165)
・賞味期限とは、検査結果により「もう食べられない」期限を見極め、そこから半分を期限に設定していることが多いので、賞味期限を過ぎても美味しく食べられる(p176)
・食べる回数が一定でないこと、決まった時間に毎日食べていないことが問題(p189) -
食べ物に感謝し生きることの大切さが分かります。
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食べること=生きること
「食べる」ということについてどう向き合っていくべきか、考えさせられた。子どもたちに話してあげたい、伝えてあげたいことがたくさん見つかった! -
お金を払っているのに、「いただきます」と言うのはおかしいと学校にクレームつける親がたくさんいるって本当だろうか。。本の題名のいただきますの話はほんの少しで、食べ物に対する日本人の心構えについて著者の考えを書いている。著者が言うように、生きる基本である食の乱れを直す事で、いろんな事が変わっていくような気がする。