脳を丸裸にする質問力 (アスキー新書 153)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 69
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048686143

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌ライター自身の体験に基づく、一対一の取材を中心とした質問、コミュニケーションの方法論。
    失敗例や成功体験といった事例をベースに、ビジネス応用も効く内容。
    ごく一般的な内容に収斂されているが、結局のところ、基本が大切ということを改めて感じた。

  • 著者の増田剛己さんは、私と同じ1958年生まれ。
    ライターとして様々なご経験を積んだ方である。
    私は、このように、著者の体験・事実に基いて
    書かれた本は、本当に魅力的だと思う。
     著者の仕事はライターで、有名人を始め様々な人にインタビューするわけです。
    この本には、取材の相手から、テーマに合った回答を引き出すための技術が
    著者の体験に基づいて書かれています。
     成功するための手段が抱えている人生指南書とは違い、様々な経験から得た
    哲学が垣間見えるような気がして楽しめます。
     増田さんは、「聞くことこそが最良のコミュニケーションである」と仰ってます。
     この本を読んで、質問力とは、ライターだけに必要な能力ではなく、私のような
    一般的なサラリーマンにも必要な能力なのだと思いました。質問力をつければ、
    むしろ提案しなければならない局面でも、議論を有利に展開できる可能性すら
    あるのです。

  • ダビデの鼻
    高名の木登り

  • 質問力を磨く上で大切なタイミングや言葉のキャッチボール、何としてでも相手から言葉を引き出したい場合、想定外な質問をしてみるのも手である。
    途中トイレに行きたくなっても我慢することで、質問のキレを低下させずに続けることができたり、相手の話を遮るかのような応対を避けることで、相手の話したい欲求を満足させたりと、さりげない工夫が大切な事を知る。
    あまり喋らないタイプの人から、話を聞き出すためのコツがためになる。

  • 下関マグロのペンネームを持つ著者。この名前は聞いたことあるような気も・・・。ノウハウ本というよりは、著者の四半世紀のエピソードを書き連ねて、そこから質問と反応について学び取れって感じの本でした。エピローグでも著者は、この本の書いていくうえで、自己を分析し、そして質問について再考したようなことを書いているので、本書の内容が題名のように「脳を丸裸にする」かどうかといえば、そこまで言うほどでもないような気が。。。それなりに営業職とかやっているひとにとっては、当然と言えば当然のことが載っています。そのため、これから社会に出る人や話ベタな人には役に立つかもしれませんが、現在すでに対外的な仕事をしている人にとっては、この本を読んでもあまり新しい何かは特に得られないような気がします。

  • [ 内容 ]
    「質問することは褒めること」「相づちも質問の一つ」…30年にわたりライターとして2万人以上の人間を取材・インタビューしてきた著者が、独自に培った「質問」のノウハウを、多彩なエピソードを交えて公開する。
    仕事や人間関係がスラスラうまくいく“訊く技術”満載!
    これさえ身につければ、人間関係で恐いものなし。

    [ 目次 ]
    第1章 仕事の壁を超える質問力(質問する仕事の前はニートだった;『週刊ポスト』の記者となった ほか)
    第2章 絶対にしゃべらない相手をしゃべらせる(コミュニケーションはいい質問から始まる;「間接的に褒める」という質問 ほか)
    第3章 相手が思わずホンネを話す質問力(ウソをつく人は質問の先を読んでいる;名人に学ぶ質問力 ほか)
    第4章 相手に“Yes”と言わせる質問力(人は質問するために生まれてきた;約束時間に早く行くと質問力に幅が出る ほか)
    第5章 相手をその気にさせる質問力(質問に「答え」はいらない;質問されるのが苦手な人は外堀から攻める ほか)

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ・質問事前の情報収集のポイントは固有名詞
    ・スモールトークで心の準備を整える
    ・スモールトークはあくまでスモール
    ・自ら話しづらいことを話す(等価交換)
    ・質問によって何かを気づき、自ら動くほうがよい。命令でなくそんな質問を
    ・「でも~じゃない」と否定しない。一度会話を切ったあとで

  • 相手にいかにしゃべらせるという事は、その人へどういう質問の仕方をするかという事。これは他の本でも言われている事かもしれないが、自分を信頼してもらい、相手との壁を低くする。いろんなタイプの人がいるのでその人に会わせて、様々な切り口で質問をして行き、その人のアウトプットを促す。まずは、自分が何を聞きたいのか、相手がどんな人間なのかという観察力も必要であることがわかった。ちょっと自分自身のコミュニケーションもこれを元に換えて行きたいと思う。

  • インタビューをたくさん行ってきた著者の経験を元にして、多くの事例を挙げながら「良い質問」について語られている。もちろん失敗談も盛り込まれていてリアリティのある構成で楽しみながら読み進めることができる。

    私も日頃から感じていることであるが、話を聞き出すためにはよほどのことが無い限りはストレートに質問すればいいというものではなく、相手の状況によって何段階かのステップを踏まえて知りたい情報へ近づいていくことが確実な方法なのだ。一見本筋から離れた導入部から、徐々に相手にしゃべらせるテクニックは、どんな職業にとっても重宝するのではないだろうか。

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著者プロフィール

作家、ライター

「2013年 『もしかして大人のADHDかも?と思ったら読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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