キミノ名ヲ。(1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.62
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本棚登録 : 161
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048687072

感想・レビュー・書評

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  • 携帯小説はちょっと・・・。と思っていた自分に、これなら
    読めると思えた初めての作品。
    この時代の歴史をよく調べている作者さんらしく、歴史にそって
    オリジナルの話しが進み、最初は横文字の文章にとまどい
    ましたが、読み進めていく内に、話にどんどん引き込まれて
    しまいました。
    ただ言葉遣いとか、立ち居振る舞いなど、この時代を考えると
    う~んな文章も見られて残念ですが、そういうのを抜きにしても
    話の続きが気になる面白い作品。

  • 生徒に薦められ、引くに引けなくて入手し、読んでみました。
    悪くない、と思うのです。毛嫌いしていたケータイ小説のなかから、よくこれだけの作品が生まれたなぁとも思います。
    しかも「太平記」のこの上なく厄介な時代背景を著者はよく知っているし、調べているなと思いました。

    それでもやはり、読んでいて苦しい。なぜ。
    1330年代に飛ばされてしまった主人公千鶴子が、現代とその時代の言葉の感覚に戸惑っているところとか、風俗習俗に目を白黒させているところとか、いいなぁと思うのです。等身大だなぁって。
    もしかしたら、14世紀の登場人物たちが、セリフに気を使っている割にキャラクター設定が現代っぽいのかも知れません。
    そして、どうでもいいことを思い出したけれど、私自身が日本史を横書きの教科書で習うことをひどく嫌がっていたのでした。(高校では近現代の日本史Aしか習っていないけど)
    やはり横書き!? そこがネックなの?

    「太平」なんて大嘘もいいところの複雑怪奇な時代に、中高生が興味をもってくれるなら、こういう本もいいなぁと思います。

  • 図書館で6巻全て借りて読みましたがとても良い作品でした。収納に困らなければ購入しても良い程です。ケータイ小説を侮っていた自分が恥ずかしい。史実に裏打ちされた物語の展開と創作されたであろうドラマチックな場面、登場人物達の心情にトリップしきって楽しめました。歴史はロマンですね、よいですね。

  • マイナーとも言えるであろう時代を取り上げ
    尚且つ史実に沿いつつも、ここまで読者の共感を得られる作品も
    珍しいのではないでしょうか。
    携帯小説ならではの本の構成はちょっと気になりますが、
    ポケットマネーがあるときにでも買い揃えたいなと思います。

  • 2007年夏、不思議な白い手によって700年前の日本へ導かれた千鶴子。
    そこで護良新王と運命の出会いを果たす。

    携帯小説って何度か読んだ事ありますが、どれもイマイチでした。でもこの小説はとても綿密に作られていて読んでいてワクワクしました。そして悲しい恋。

  • 【図書館本】まさかの横書き。小説本では苦手なので(携帯・PCは大丈夫)読むのをやめておこうかとも思ったが、それは少しでも読んでみてから改めて考えよう、ということで……。 歴史物も苦手。歴史物だと知った上で手を出したけど。歴史的背景はほとんどスルーしてたw  所詮は携帯小説だな、という印象。歴史的な部分を理解していない辺りを差し引いても、次巻以降読むのは微妙に悩む。横書き、というのも大きな原因なのは間違いない。

  • 本当の愛は時代を超えても、決してなくなることはない!

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 歴史の本=キミノ名ヲです笑
    ケータイ小説とは思えない深い話です!
    私はこの本きっかけで、歴史が大好きになりました。「みんな生きてたんだ」って当たり前だけど、ちゃんと分かったのがキミノ名ヲだったので。

    確かに難しい言葉もあるし、人間関係とか大変だけど、勉強になるし、読み終わったら絶対歴史に興味持ってますよ笑

  • 友達から、面白いといわれていまめっちゃ読みたいです。

  • 700年、

    キミだけを

    想ってた・・・

    平凡な女子高生・千鶴子は鶴岡八幡宮付近の神社の鳥居で不思議な声に呼ばれ、鎌倉時代にタイムスリップしてしまう。

    現代に帰りたいと望む千鶴子だったが、そこで護良親王と運命の出会いを果たしてしまう・・・。

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著者プロフィール

魔法のiらんどより刊行した『キミノ名ヲ。』はコミカライズされ、大ヒットとなった。メディアワークス文庫からは『上倉家のあやかし同居人』シリーズ、『妖怪のご縁結びます』シリーズ、『平安かさね色草紙』シリーズを刊行。歴史をこよなく愛する。

「2022年 『天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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