ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)
- KADOKAWA (2010年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048687638
作品紹介・あらすじ
"SAO"事件から一年が経った。ある日。キリトは、総務省"仮想課"の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。銃と鋼鉄のVRMMO"ガンゲイル・オンライン"で突如発生した"死銃"事件。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実でも"死"に至る…。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、"仮想世界"が"現実世界"へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、"GGO"へとログインする。"死銃"の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手をさしのべたのは、長大なライフル"ヘカート2"を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。新エピソード突入。
感想・レビュー・書評
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4.2
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プレイヤーたちが銃を手に戦う「ガンゲイル・オンライン」(GGO)というゲームの中で、「死銃」と名乗る人物に銃撃され、同時刻にプレイヤーが命を落とすという事件が起こります。キリトは、総務省の菊岡誠二郎(きくおか・せいじろう)という男から、この事件の顛末を聞かされ、彼の依頼でGGOの世界に飛び込みます。
キリトはゲーム内で、「シノン」というプレイヤーに出会います。彼女は、朝田詩乃(あさだ・しの)という少女で、幼いころに銀行強盗事件に巻き込まれ、そのトラウマを抱えていました。その後、二人はゲーム内の世界で開催される大会に出場することになり、二人の勝負がはじまります。
これまでのファンタジーの世界とは異なり、銃によるバトルが展開されることになりますが、ここでもキリトは「光剣」と呼ばれる武器を用いて、これまでと同様に彼が無双する展開となります。とはいえ、ストーリーがテンポよく進んでいくので、たのしんで読むことができました。 -
正直、SAO、ALOと続く人命事件の問題から、この仮想ゲームが残っていくのは無茶があると思います。とはいえ、またこの世界の中で新しい事件を楽しめるのは有り難い。
作者さん、よくこの世界を考えついたなぁ、と感心します。 -
”ガンゲー”との事で大分雰囲気変わる上、今まで以上にメインキャラの背景が重い!現実での殺人にどうつなげるのかが見当つかなくて楽しみ。
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アニメを先に見ていたのでシーンが想像しやすかった。
来年でアニメ放送からもう10年なのがなんか感慨深い。 -
アインクラッドやALOとは一風変わった世界が舞台のファントムバレット編。
現実世界の朝田詩乃とGGO内のシノンの葛藤がこんなにも鮮明に描かれていたのかと驚きました。 -
ソードアートオンラインの第5作目。今回は剣と魔法の世界ではなくガン、銃の世界。しかし、主人公キリトの武器はライトセイバー。今回の敵はデスガン。彼にBRMMOの世界で打たれると現実世界でも死んでしまうという事象のなぞを解くストーリー。