探偵・日暮旅人の望む物 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 588
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048691772

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ8作目。セカンドシリーズ第4弾。
    ついに完結篇。

    さすがに飽きてきたところで完結篇。
    シリーズが進んでくると、探偵ものではなく、日暮旅人や周囲の登場人物たちの物語になってくるのは致し方ないが、探偵というタイトルとはほど遠い物語に。
    激しい展開に驚くものの、予定調和的なラスト。
    日暮旅人の五感の解決は納得。
    (図書館)

  • 幸せになりかけたのに、でも久しぶりのハラハラドキドキ感で読むのやめられない! ただ、犯人の動機はなんかいまひとつピンとこない。登場人物たちがそれぞれ幸せになってよかった。

  •  やっと終わったかと。旅人の特別感がだんだん鼻につく感じで、陽子の無邪気さ、灯衣の子供らしからぬ態度、等々。セカンドシーズンは引っ張りすぎでは?

  • 色々ともやもやは残りつつも、旅人の目は、あれって回復したのよね。ロマンチックな日に、よかった、よかったと思ったら、その後の短編で、????
    あれ、違うの?あれって見えてないの?
    よくわからないなぁ。
    それに、美月も中途半端すぎ。
    あれだけやっていて、「死」はイヤって何?!
    「了」前の旅人の最後のセリフが、先輩あてってのも、なんだかなぁ。
    旅人が、自分の目を刺した理由も分からない。
    それが美月を救うことになぜなるのか。
    陽子との関係が進展して、入院までしてたのに。
    それに、雪路照之と羽能が、実は悪人ではないって感じに再登場するのもどうかと思う。

    でも、増子さんの亭主関白ぶりとか、ランドセルを背負ったテイちゃんと亀吉の姿は微笑ましい。
    ユキジが大きな一歩を踏み出したのも嬉しいし。
    でも、警官になったのはびっくり。
    あ、センセイが意識を取り戻したのはいいことだけど、ご都合すぎるなぁ。

    全体にこのラストは好きになれないもので、なんだか残念。

  • シリーズが終わってしまうんですね。爽やかなだけでない表現がよかったです。爽やかなラノベで終わると心に残らなかったと思います。
    旅人が穏やかに生きていけるように、そして未来を望むように陽子先生がそばで支えていくんだろうなと思います。

  • 「そっち?!!」という感想。
    完結おめでとうございます。。。
    とちょっと取り残された感が。

    登場人物のその後の進路を明らかにしてくれたのは
    嬉しかったです。

    けどまだ短編があるらしく。
    結局読んでしまうのだろうな。。

    でもやはりドキドキハラハラしながら、というほど
    のめりこめなかった。。

  • いよいよラスト・・・
    陽子先生も怪我したりと色々ありましたが、失明しても他の感覚が戻るようなのでホッとしました☆

  • 娘と彼女はさらわれ、事務所には刺された子守人。
    いてはならない人間は、ひょっこりと現れ
    関わってきた人達も、次々と現れる。

    読み間違えた、というのもあるでしょうが
    人間途中で色々と成長して変わるものです。
    それさえぶれなかった、という点に置いて
    彼女は素晴らしい心の持ち主です。
    依存が悪いか、と言われるとそうでもないですが
    これは『子供に甘い親がせっせと道を作った』に
    似ている気がします。
    この場合、完全に子供の思考回路を把握できてなく
    間違った方向へ走ってますが。

    事件が終わった後、それぞれの後日談、のように
    小さく話がまとまっています。
    知りたい事が知れてよかった、状態。
    しかし探偵業を廃業しても、結局そんな状態?w

  • 復讐の裏側、彼女の思惑。
    掌の上で踊っているようで、物語を進める彼。
    読み進める手が止まらないし止められない、シリーズ最後の物語。

  • あれ、これってこんなに黒い話だっけ。
    久々に完結、ということで図書館で借りて読んだけど、読後感はそんなに爽やかではない。
    犯人の悪意が痛い。

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著者プロフィール

福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー。他の著作には、TVドラマ化された『探偵・日暮旅人』シリーズ、『天保院京花の葬送』シリーズ(共にメディアワークス文庫)などがある。

「2023年 『幽霊と探偵2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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