- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048731225
感想・レビュー・書評
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気持ち悪い話でした。
他の本も読んでみようかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じウアカイ(サル科)の肉を食べた5人が、次々と自分が忌み嫌っていたものに身を委ねる形で自殺していく。
伏線が多いので、ラストには気付きやすいかも。 -
ホラーミステリ(?
専門用語が多くて思わず斜め読み
解説サイトみるか…
描写がきめぇがそれが味 -
寄生虫って恐い、脳に巣食うって恐い。
肉眼で見えないもの、侵しがたい領域、それが合わさってるからますます恐い。
もし、寄生されたらどうしようもないってのが恐い。
ホラーなのに、フィクションなのに、どこかで、もしってことがあったら対処方法はあるのか、助かるかどうかを気にしてしまう。寄生されるわけないってわかってても。
それだけ、読ませる小説だったということだろう。
小説の中で一人称で描写されていたこともある青年が、最後、第三者(=主人公)の目で見て、おぞましい状態になっていながら少しだけ理性を残してたのもなんか恐かった。
ああ、あの子が・・・的な感覚で。
寄生虫の分野等で固い話(説明?)も出てきた。
こうゆうのってよく調べるなァとか土台の知識ないと書けなくないか?とか感心しつつ、サラッと読み流してしまったけど、若干の勉強にはなった。
が、果たして、著者は全て理解したうえで書いてるんだろうか。
それとも専門家が読んだら胡散臭いようなコピペっぽいような内容だったりするのかな。そんな意地悪なことを考える。
1998年で29歳って結構、歳にかかれてることにショック。。。
なんとなく、今描かれている29歳像より大人っぽい気がする。
エルメスのバッグ持ってたりパテックフィリップっていう時計を知ってたり、、、29歳に近づいてきた自分と比較してってだけかもしれないけど。
とりあえず、男運のない主人公に合掌。 -
何気なく借りて二日くらいで読み切ってしまいました。
ちゃんとサイエンスホラーを読んだのは初めてでしたが
途中で青の炎を書いた人だと気づき
その作風がなんとなくわかりました。
評価としては普通に面白かった。です
構成として、先の展開をぷんぷんにおわす布石を置きつつ
なんとなぁく展開を読ませて、引き込ませる感じなのかな、
と思いつつ読みました。
部分部分にちょっとしたユーモアを入れてくれるので
展開読めても飽きずに読めました。
ただ、死生観や人の尊厳死に対するテーマについて
個人的にもっている考えをなんか
逆なでされた気がして、なんか変な気持になりました。
ちょっと表現しにくいですが
深いテーマに焦点を当てすぎるとちょっとどつぼにはまりそうな
作品でした。 -
使っている言葉が難しい。
友人に貸したらそんな感想が来ました。
でも、ハラハラ読み進められる本。
読み応えあり。
恐怖を歓喜に変える寄生虫。
そんなのが自分の脳に巣くったら嫌だ。
嫌だけど面白いと感じてしまった。
スリルがあったから。
リアルだったから。
人の弱さって無い方がよくないとおもう。
弱さがあるから恐怖を感じて守るものが出来るのだ。
恐怖を知っているから幸福感も得られるのだ。
人の感情って、理論じゃなくて
だからきっと面白いのだ。 -
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。